電気のプロ、Dr.サトーが電気の疑問を解決する「教えて!Dr.サトー!」シリーズ。
今回はアンペア数と電気代の関係についてです。
今回はアンペア数と電気代の関係についてです。
今回の疑問:アンぺア数を下げるとなんで電気代が安くなるの?
アンペア数を下げると電気代が安くなると聞きました。
そんな簡単なことで電気代が下がるなんてちょっと信じられません。
電気代が下がる仕組みを教えてください!
まずはアンペアがどういうものなのか考えてみましょう
アンペアというのは家電などを使う時に流れる電気の量のことです。ある一定期間に流れる電気の量をkwhなどで表すのとは対照的にアンペアは一瞬のうちに流れる電気の量のことを指します。
基本的には電気の量なので、kwhやw数と比例します。
つまり、ドライヤーや電子レンジなどの多くの電気を使う家電はアンペア数も高くなります。
それをふまえて
もしアンペア数によって電気代が変わらなかったら、上の図のA家とB家は家電を使う量が全然違うのに、電気代の基本料金が同じということになってしまいます。
最終的に1か月に使う電気の量が同じでも、少しずつゆっくり使う家と一気に大量に使う家の待遇を同じにしてしまっては電力会社は困ってしまいます。
なぜなら、電気は発電した量と使われた量を必ず同じにしないといけないからです。
こうして、みんなが一気に大量に使うときとまったく使わない時がないように、アンペア数で制限をかけることになったのです。
アンペア数による制限を強くすればするほど一度に必要な電気の量は減るので、料金も安くなるということなんです。
最終的に1か月に使う電気の量が同じでも、少しずつゆっくり使う家と一気に大量に使う家の待遇を同じにしてしまっては電力会社は困ってしまいます。
なぜなら、電気は発電した量と使われた量を必ず同じにしないといけないからです。
こうして、みんなが一気に大量に使うときとまったく使わない時がないように、アンペア数で制限をかけることになったのです。
アンペア数による制限を強くすればするほど一度に必要な電気の量は減るので、料金も安くなるということなんです。