一戸建てはマンションより電気代が高くなるという話をよく聞きますが、マンションから戸建に引っ越された方が同じように暮らしているつもりでも電気代が想像以上に高くなるため、そういった話がよくされるそうです。
不思議なような不思議でないような話ですが大きな理由は以下の5つが考えられます。
どうして、戸建てのほうが電気を消費する?
様々な変化が電気代となって表れているようです。
建物の構造上の原因
室内の冷気や熱気は壁からもどんどん逃げていきますが、マンションの場合は両隣ないし、上下も人が住んでいる場合が多く熱が逃げにくい構造になっていました。しかし、戸建となると四方と天井との全てから熱が逃げていくため、冷暖房効率は下がるといわれています。しかし、戸建ては四方と上部の5面が外壁となるため、外側と接する面積も大きくなります。そのため、空調を同じように使っていても消費電力は増えてしまい、電気代が上昇してしまいます。
家電の変化
単純に冷蔵庫や空調設備を大型のモノに変更したり、食器洗い機や温水便座器などあらたな家電を導入したりとマンション時とは扱う家電が変化することがほとんどかと思います。トイレが二つになったり、部屋の数が増えたりすることで消費電力は2倍3倍となり、各家電自体の消費電力も大きなっているため電気代が上昇してしまいます。
誰かが部屋にいるようになった
戸建てに引っ越す理由としては家族構成の変化や結婚が挙げられます。そのため共働きから専業主婦になったりすることで、日中にも電力を消費すうるように変化している場合があります。そういった場合には単純に電力を使用している時間が長くなるため、電気代が上昇してしまいます。
専有面積が増えた
ご家庭であまり意識することはありませんが、部屋の広さは空調設備の負担に大きく影響を与えます。部屋の広さが2倍になれば、冷暖房に必要なエネルギーも2倍になり、天井が高くなってしまえばそれ以上かかることになります。そのため部屋が広くなったことが電気代上昇の原因である可能性があります。
3段料金に突入した
電気代には段階があることはご存知でしょうか?一般的な感覚と異なるかもしれませんが電気は使えば使うほど単価が高くなるのです。そのため各電力会社が設定する基準で、2段目に突入すると大幅に電気代が上昇します。500kWhずつ2家庭で消費するよりも1000kWh1家庭で使用する場合のほうが料金が高くなるのです。
気になる方は一度、現在の料金プランを確認してみましょう。
以上、戸建とマンションの電気代の違いについてご紹介しました。気づかないうちに消費電力はかさんでしまうものなので、各種設定や使用機器をちゃんと選択し、戸建でもお得に生活していきましょう。
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