引越しをすると、たくさんの手続きが必要になります。
転居届にはじまり、ガス・水道・電話回線などの手続きはどれも煩雑なものばかりですが、その中でも重要なのは電気の引越しに関する手続きです。
これを忘れてしまうと、夜になっても部屋の明かりをつけられない、冷暖房が使えなくなるなど、生活に大きな支障が出てしまいます。
そうならないように、引越しの予定が決まったらすぐに電力会社へ連絡をしたほうがよいでしょう。
もちろん当日でも間に合う場合はありますが、早めに手続きをしておいたほうが安心です。
電力会社への使用廃止・開始の手続きは、電話・FAX・インターネットのほか、はがきでの申し込みも可能です。
引越し後、電気に関する注意点
そのほか、手続き以外で注意すべき点は、引越し先の地域による電気の周波数の違いです。
日本の電力は周波数が2種類あり、関東が50Hz、関西が60Hzとなっています。
そのため、洗濯機や電子レンジなど、そのままでは使えない電化製品があるのです。
ですから、もし関東と関西をまたいで引っ越をする場合は、各電化製品の周波数をよく確認する必要があります。製品によっては故障する可能性もあるからです。
周波数の変換器も一般に販売されていますが、大型で高価なため家庭で使うのは難しいかもしれません。よくわからない場合や、不安がある場合はメーカーに確認するとよいでしょう。
電気は私たちの生活になくてはならないものですから、引越しの際は忘れずに手続きを行いましょう。