花粉やPM2.5の飛散、景観問題など、各地で布団の外干しがためらわれる場面が増えてきているようです。
各家電メーカーからは最新の布団乾燥機が登場していますが、1回の乾燥にかかる電気代は、各社でどれほど異なるのでしょうか?有名メーカーのモデルを比較してみました。
時間あたりの消費電力は同程度、乾燥時間の違いがカギ
大手家電メーカーの布団乾燥機を比較してみると、時間あたりの消費電力は、どれも500W/hほど。つまり、乾燥にかかる時間=乾燥の効率 が、電気料金に影響してくるようです。
では、各社の製品による乾燥時間と電気代を、乾燥のしくみの違いとあわせて見ていきましょう。電気料金は、1kWhあたり23円として計算しています。
日立の最新機種は、乾燥用マット(乾燥袋)を使わず、長いホースと本体からの直接送風で、布団の中心から熱風を送り出せるのが特徴です。標準乾燥時間は38分。電気代は約7円という計算です。
象印の布団乾燥機は、袋やホースのないコンパクトさで大人気。ただし、ホースがない分、布団の隅々まで送風することは難しく、何度か送風位置を変える必要があります。標準乾燥時間は60分。電気代は約12円です。
三菱では、衣類乾燥や芳香・デオドラントなど、高機能機種に力を入れています。標準乾燥時間は55分。電気代は約11円です。
シャープからは、プラズマクラスター発生器としての機能もついた、オシャレな乾燥機が登場。さまざまな用途に使えるのが便利ですが、布団の乾燥時間は60〜90分と少々長め。電気代は約12〜35円といったところです。
パナソニックの乾燥機も、乾燥時間はやや長めの70分。電気代は約13円。見やすい操作ダイヤルなど、実用的なデザインです。
いかがでしたでしょうか?思った以上に差が出る部分もありますね。乾燥に時間がかかっても多機能を重視したい、高温でスピーディーに乾燥させたい、など、ニーズはさまざま。
使用頻度やライフスタイルに合った布団乾燥機を選んでみてください。
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