カーボンヒーター、ハロゲンヒーター、セラミックヒーター…etc
○○ヒーターという家電はいくつもあり、「ヒーターを買おう」となっても違いが把握できずとりあえず値段で決めてしまうケースをよく耳にします。
セラミックヒーターとセラミックファンヒーター
よく誤解されるポイントですが、セラミックヒーターとセラミックファンヒーターは基本的に同じものと考えて大丈夫です。インターネット上では「セラミックヒーター」という呼び名が一般的なようです。
セラミックヒーターの特徴・電気代
セラミックヒーターの長所短所は比較的はっきりしています。
長所
・立ち上がりが早さ
・換気の必要のなさ
・安全性の高さ
・本体価格が安さ
短所
・暖房能力の低さ
・1時間あたりの電気代が高さ
・空気が乾燥する
電気代が高いのは大きなネックになりますよね。
消費電力は1200Wあたりのモノが多く、1時間使用すると31.0円、1日4時間使用すると仮定すると1か月の電気代は3731円にものぼります。
上記の電気代は電気ストーブ、エアコン、ハロゲンヒーターと比べても高く、カーボンヒーターの約2倍の電気代です。そのため連続的に大きな部屋でメインで使用するのには適しておらず、 「短時間」使用する、「狭い空間」での利用に適しています。
それでも大活躍している最近のセラミックヒーター
以上の話を聞くとセラミックヒーターを買う必要がないように感じてしまいますが、最新のものはなかなか優秀です。
セラミックという性質上小型タイプが安価な値段で売られています。人感センサー搭載のモノが多く、必要な時に必要なだけ温めてくれる仕組みにより電気代が高いという弱点をカバーしています。その上、加湿機能付きのタイプもでてきているため、トイレや脱衣所などの狭くて一時利用の多い部屋に関してはセラミックヒーターが利便性、コスパともに優秀となっています。
メインの暖房にプラスして小型のセラミックヒーターを導入してみてはいかがでしょうか。
エアコンとうまく使い分けることが電気代節約に
ヒーターはよくエアコンと電気代を比較されます。セラミックヒーターもその例外ではなく、両方を所持している方にとっては気になるポイントです。
単純に消費電力と使用時間を仮定して計算するとエアコンの電気代は1時間あたり15円程度、月間で3600円程度となり、セラミックヒーターよりも少し安いことになります。
ですが、エアコンは空間全体を温める暖房器具で、セラミックヒーターは狭い範囲を温める暖房器具なので「同じ条件でどっちがお得か?」というよりは「電気代がお得になる使い分け方」を知りましょう。
使い分け方はとても簡単で、
「狭く」「一時的な場所」にはセラミックヒーター
「長い時間滞在する」「広い場所」にはエアコン
を使用していくことが最も電気代がお得になる使い分けになります。
まとめ
暖房器具は種類が多いですが、特性を良く理解して自分のライフスタイルに合わせて上手に使い分けていきましょう。