コンセントを抜くと何で節約になるの?
家電製品はコンセントに接続されていれば使用していなくても常に、微力ながら電力が消費されています。
タイマー機能やリモコン操作、予約機能などがついている家電製品は使用されていない間もすぐに電源がつけられるように必要最低限の電力消費で待機していて、その間は待機電力と呼ばれる電力消費が行われています。
もちろん、待機電力は全ての家電製品で発生する訳ではありません。
掃除機やドライヤーなど、タイマー機能もリモコン操作も必要としない家電製品は待機電力がかかりません。
家中の待機電力をカットしてみよう
待機電力をカットする方法は至ってシンプル。使用する時以外は家電製品のコンセントを抜くだけです。
ビデオデッキの録画機能やエアコンのタイマー機能を利用する際はコンセントを抜くわけにもいかないため半ば非現実的ではありますが、家中の使用していない家電製品のコンセントを抜いて待機電力を全てカットしたらいくら節電になるのか、計算してみました。
出典:平成20年度 待機時消費電力調査報告書-資源エネルギー庁
待機電力は年間で一世帯の使用電力のうち6%を占めていて、285kWhと推計されています。
今回はこれを東京電力で最も契約者の多い従量電灯Bプランで計算してみましょう。
従量電灯Bプランでは1kWhが19円43銭のため、19円43銭×285=5537円55銭
つまり、家中のコンセントを抜いたら1年間でおよそ5537円の節電になるということです。
家電製品を使用していないところで余計にお金がかかっていると思うと、なんだか節電したくなってきませんか?
待機電力をカットして節電する方法はコンセントを抜くだけと至ってシンプルなため、今まで節電なんてしたことが無いからどうすればいいか分からない、という方にもオススメです。