消費電力を実際に計算するためにはどのような方法があるのでしょうか?
電気代を計算するために、電気機器の消費電力を実際に計算してみたいというような場合もあるのではないでしょうか。ここでは、電気機器の消費電力を計算する方法についてご紹介しましょう。電気機器の消費電力を計算する方法を把握して、電気機器の電気代を掴んで節電に活かしましょう。
実は表示されている消費電力以上に電気代がかかる
例えば、蛍光灯の場合の消費電力は、1灯用の40Wの高力率の場合は、100%の力率であるため電流は0.4Aになります。
一方、低力率の場合は、50%の力率として計算すると、40Wの場合は電流は0.8Aになります。
1KWhあたりの電気代を、このようなことで計算しても問題ないのでしょうか?
また、消費電力をエアコンで計算する場合に、表示は2.2Kw・2.5Kwなどとなっていますが、このような場合に、単純に機器に表示している消費電流を使って計算しても問題ないのでしょうか?
消費電力を計算する方法としては、このようなことで問題ないでしょう。
どうして電流が2倍も流れていても、同じ消費電力になるかということは、無効電流が力率が良くないために流れているためです。
蛍光灯の40W形と言われているものは、安定器から生じる熱によるロスがあるため、実際の消費電力は40W以上になります。
また、エアコンのKWは能力を表示しているものであり、カタログにある運転電流で消費電力を計算する場合は行いましょう。
電気機器の消費電力を計算する場合には、このようなことに注意しましょう。