2011年の東北大震災に始まり、来年、2016年から始まる電力の小売り自由化に伴い、私たちの電力への関心度は日に日に上がっていると思います。中には太陽光発電システムの導入を考えている人もいるのではないでしょうか?
今回は具体的な太陽光発電システムの導入費用とその流れを紹介していきたいと思います。
太陽光発電の導入費用
まず一般的に太陽光発電導入の初期費用の回収は10年以内が望ましいといわれています。国や当道府県、市区町村の補助金や売電収入の金額によって多少変わってきますが、この「10年以内に初期費用回収」を念頭に置いて、導入を検討することが必要です。
次に太陽光発電システム導入にかかる費用を算出するときの基準を紹介します。
それは「1kwあたり41万円、50万円」という目安です。例えば3kwの発電能力がある太陽光発電システムを導入する場合、初期費用と工事費は合わせて41万×3kw=123万、50万×3kw=150万くらいかかる、というものです。
この目安は国による補助金から逆算したものです。というのは、太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)から給付される2014年度の補助金は太陽光発電システムの導入価格が1kwあたり41万円以下、50万円以下での2段階で交付されることになっているのです。
そのため販売施工会社1kwあたり41万以下、50万円以下で工事費を含めて見積書を出すことが多いのです。
このように国、地域によって補助金の制度などが大きく変わってくるので、しっかり事前に確認していきたいですね。