風力、地熱、バイオマスなど数々ある再生可能エネルギーの中で太陽光は国家をあげて最重要な再生可能エネルギーと位置付けられています。
最近「メガソーラー」という言葉をニュースなどでよく耳にする方も多いのではないでしょうか。
なぜ、太陽光発電が重要視され、メガソーラーが話題となるのでしょうか。
太陽光の重要性
2011年の原発事故を経て、日本では安全で環境に優しいエネルギーへのシフトを急務の課題として取り組んできました。
その中で太陽光発電が脚光を浴びるようになりました。なぜでしょうか。
安定した発電が可能あること、設置が比較的容易であること、が挙げられると思います。
多少の強弱はありますが、太陽の光が当たらない所はほとんどありません。
一定の強さの風を必要とする風力発電や特殊な地形が必要となる地熱発電に比べて、安定した発電が可能なのです。
最近はソーラーパネルの性能も向上し発電効率も上昇してきています。
加えて、屋上や水上にも設置できるソーラーシステムは用地の選定・取得が比較的容易を言えます。
屋上や休眠地といった、使われていないスペースを有効に活用することができるのです。
これらの理由によって政府も早急なソーラー発電の普及を目指しており、電力会社に義務付ける買い取り価格も42円と他の再生可能エネルギーの約2倍の価格でも買い取りが行われています。
太陽光とメガソーラーの違い
出力が1メガワット以上のソーラーシステムをメガソーラーと言います。
広大な用地が必要となりますが、各社が建設を進めており、再生エネルギーの基幹となりそうです。
-日本国内の主なメガソーラー
順位 | メガソーラー | 都道府県 | 発電量 | 運営会社 |
---|---|---|---|---|
1 | 大分ソーラーパワー | 大分県 | 82MWp | 丸紅 |
2 | 七ツ島メガソーラー発電所 | 鹿児島県 | 70MWp | 京セラなど |
3 | たはらソーラー・ウインド発電所 | 愛知県 | 50MWp | 三井化学など |
4 | 木曽岬干拓地メガソーラー | 三重県 | 49MWp | 木曽岬メガソーラー |
5 | 鳥取米子ソーラーパーク | 鳥取県 | 42MWp | SBソーラー |
6 | 富津ソーラー発電所 | 千葉県 | 40MWp | レノバなど |
7 | 水戸ニュータウン・メガソーラーパーク | 茨城県 | 39MWp | ジャパン・リニューアブル・エナジー |
8 | 白糠太陽光発電所 | 北海道 | 30MWp | ユーラスエナジー |
9 | 淡路貴船太陽光発電所 | 兵庫県 | 30MWp | 寄神建設 |
10 | ユーラス豊頃ソーラーパーク | 北海道 | 27MWp | ユーラスエナジー |
このように太陽光発電はこれからの日本の電力を担う重要な柱となりそうです。