食材の鮮度を守るためには欠かすことのできない冷蔵庫。適切な温度管理のために、ドアの開け閉めには特に気をつけている方も多いと思います。
今回は「もしも一ヶ月ドアが開けっ放しになってしまったら、一体どのくらいの電気代がかかるのでしょう?」について検証していきたいと思います。背筋も凍るような高額の電気代請求がくるのでしょうか?
では気になる検証結果を皆さんに紹介したいと思います。
冷蔵庫の仕組み
冷蔵庫の冷却機能を主に司っているのはコンプレッサーです。
近年発売されている冷蔵庫は、コンプレッサーの故障を防ぐ為に扉が開くと冷却機能が止まる設計になっているものが多いそうです。コンプレッサーが動いていなければ、例え1カ月冷蔵庫が開けっ放しになってしまったとしても、かかる電力は冷蔵庫内の電灯分くらいのもの。びっくりするほどの高額請求がかかることはなさそうです。
ただ、中にはコンプレッサーの機能を停止させる機能がついていない冷蔵庫もありますので、気になる方はご家庭の冷蔵庫の機能を確認したほうが良いかもしれません。
具体的にいくらかかる?
コンプレッサーの消費電力を仮に約0.1Kwとしましょう。
仮に停止機能が付いていない冷蔵庫を使用している場合を想定して計算してみます。
0.1 x 23円(1kwhの単価)x24時間=一日55.2円
55.2円x30日=1656円
このように、コンプレッサーが動き続けてしまった場合でも1ヶ月の金額は2000円にもなりません。
電力がかかるのは「開けた時」より「閉めた時」
前述の通り、冷蔵庫のドアを閉めるとコンプレッサーの働きにより冷却が開始されます。庫内の温度を急速に設定の温度まで冷却しようとする為、通常よりも大きな電力を消費するのです。
そのため、開けっ放しにした時ではなく気付いて閉めた後のほうが通常よりも電気代が高額になります。とはいえ、新しい冷蔵庫を購入した時にもそんなに高額の請求が来たなんて話は聞いたことがありませんので、構える必要はないでしょう。
電気代的には開けっ放しにしていても特に問題ないということは分かりましたが、食材や飲料物を冷たく保存するためにもしっかり開けたら閉めることは徹底しましょう!
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