検証条件
3社のテレビの電気代を算出する前にまずは、テレビの型や使用時間、人数などの前提条件を統一し評価したいと思います。
まず使用する場面として、大人2人に子供1人の一般的な家庭で使用するものと仮定し、テレビの型(大きさ)は40インチの薄型液晶モデルとします。
両親が共働きで子供は小学生とした場合、家でテレビがついている時間は両親が起床から出勤するまでの7時から8時まで、子供が帰宅して家族全員が就寝するまでの16時から24時までの9時間(結構多いですね)とします。
メーカーの年間電力量表示はおおよそ1日4.5時間の計算のため、単純にメーカー表示の倍を消費電力量と仮定します。
なお、最近のテレビは待機電力が極めて少ないために今回の電気料金には含まないことし、電気料金単価は関西電力の電気料金をベースとし22円とします。
続いて、比較するテレビは2015年製春モデルのレグザ・オリオン・アクオスとしてどのメーカーが最も電気代がお得が評価してみたいと思います。
検証結果
年間の電気料金を算出すると
レグザ2,244円
オリオン2,772円
アクオス3,344円
となり単純に電気代だけで見ると東芝のレグザが一番お得ということになりました。
ではイニシャルコストもそれに乗せてみるとどうなるでしょうか。それぞれのテレビの値段は店頭参考価格帯の中心値をとって算出しますが、
レグザ64,000円
オリオン46,000円
アクオス64,000円
となります。テレビの値段だけ見れば圧倒的にオリオンが安いことになりますね。テレビの耐用年数は国税庁の5年とせず、液晶の寿命とされる8年で見てみましょう。
そうすると単純に電気代だけで見ればレグザが一番お得でしたが、イニシャルも乗せるとオリオンが他のメーカーに比べて15,000円から20,000円ほど安くなることがわかりました。
つまり総合的にはオリオンが一番お得ということになります。試算してみれば意外と違いがはっきりするものですね!