シャープが住宅に備えた太陽光発電などの発電機から生み出される直流の電気で動く
【直流エアコン】の実用化に成功しました。
それって何が凄いの?
今まで、身近にある家電は全て「交流の電気」で動いていました。
しかし、今回シャープが世界で初めて実用化に成功した直流エアコンは
【直流の電気】で動くという点が唯一にして最大のポイントです。
そう言われてもイマイチ分かりにくいですよね。
まずは【直流の電気】と「交流の電気」について説明していきます。
【直流の電気】と「交流の電気」ってどう違うの?
【直流の電気】は簡単に言ってしまえばそのままの電気、「交流の電気」は変換可能な電気のことです。家電製品を例に考えてみましょう。
日本のコンセントは一般的に一律で100Vです。
身の回りにある家電製品といっても多種多様で、もちろん動くために必要な電力も家電製品ごとに変わります。
そこで、動くためには10Vしか必要のない家電製品にそのまま【直流】で100Vを流してしまうと動かなくなり、壊れてしまいます。
そのため今までは電化製品ごとに必要な電力に変換可能な「交流」が使われていたのです。
直流エアコンのメリットは?
ずばり、電力の変換ロスが無いということです。
先ほどの家電の例を引き続き用いますと、100Vの電源から10V必要な家電製品まで電力を変換して送る際に、どうしてもロスが生じ無駄になっている電気が存在します。
しかし、直流エアコンでは屋外に設置されている太陽光パネルなどの発電機から発電された電力がロスすることなくそのまま運ばれてくるのです。
これによって、今回の【直流エアコン】は次世代の省エネ家電になり得る可能性を秘めています。
【直流エアコン】は年内の発売予定です。
・シャープが世界初の直流エアコンの実用化に成功!
・今までは家電ごとに変換可能な「交流」が使われていた!
・直流エアコンは電気の変換際のエネルギーロスがない!
・2015年内に発売予定!