オイルヒーターとは
上の画像が一般的な電気ヒーターの形状です。オイルヒーターはどのような仕組みで部屋を暖めるのでしょうか?もちろん説明します。
- 金属の板の中に入っているオイルを電気で温めます。
- オイルを温めることで板の中でオイルが対流し金属の板を温めます。
- 温まった金属の板からの放熱で部屋全体が暖まります。
このような仕組みでオイルヒーターは部屋を暖めるのです。
オイルヒーターのメリット、デメリット
またオイルヒーターのメリットは、
- オイルヒーターは温風を使って暖めないので温度のムラがなく部屋全体を均一に暖めます。
- 急激な温度変化がなく体にやさしい暖め方です。
- 窓の近くに置くと冷気が部屋に入るのを防げるので効率よく暖めることができます。
- 体が包まれるような独特の暖かさはオイルヒーターにしか作ることができず、「陽だまりのような温もり」と例えられます。
- 駆動部が存在しないため本体からの運転音がなく静かです。
- オイルヒーターを含めた電気暖房全般においていえることですが、燃料を燃焼させないため、空気を汚さない非常にクリーンな暖房器具です。
暖かい空気は冷たい空気に比べて軽いので、冬にエアコンなどで部屋を暖めても、足元が寒いという悩みを持っている方は多いと思いますが、オイルヒーターの場合は部屋全体を均一に暖めてくれるのでそんな心配もないのです。
では、続いてオイルヒーターのデメリットは、
- オイルヒーターは緩やかに部屋の空気を暖める器具なので、冷たい外気や、暖房されていない部屋の寒気が流入すると部屋がすぐに冷やされてしまいます。なので、人が出入りすることが多い場所では使用に適していません。
- オイルヒーターは、600~1,500Wの大電力を使用する暖房器具です。直接暖かさを感じる器具ではなく、部屋全体が輻射で暖まるまで長時間必要としますので、電源をオンにしている時間が長くなり、消費電力もその分大きくなります。エアコンはオイルヒーターに比べると4~5倍暖房効率が高いです。つまり電気代が非常に高くなってしまいます。
やはりなんといってもオイルヒーターの最も大きな欠点は電気代がかなり高いことです。
仮に10畳のリビングで8時間使用した場合(1500W)1時間平均24円かかります。
つまり1か月で24(円)×8(時間)×30(日)の約5760円もかかってしまうことになります。
今回はオイルヒーターの特徴を説明していきました。購入を検討している人の参考になればと。