日本電算設備株式会社(略称:ニッセツ)は企業のITに関するエネルギー利用効率を明確化する「PUE計算WEBアプリ」を2015年5月15日より提供開始します。
今日、ITは現代に生きる私たちにとっては欠かせないものとなりましたが問題となってくるのがIT運用におけるエネルギーコストです。
このエネルギーとは、コンピューターそのもので消費されるエネルギーやコンピューターを冷却する際に消費されるエネルギー、データセンターでコンピューターを管理する際に消費されるエネルギーなどを指します。
特にデスクトップとサーバーの運用には膨大なエネルギー=電力が必要です。
エネルギーコストを抑えるためにはまず具体的にどの程度エネルギーが消費されているのか知る必要があります。
そこで役立つのが「PUE(Power Usage Effectiveness:電力使用効率)」です。
2007年に米国の省エネ化を推進する団体、The Green Gridが発表したもので、エネルギー利用効率の指標となります。
四季があり季節によって電力消費量が大きく変わってくる日本では継続的にこのPUEを把握することが大切です。
今回ニッセツが提供を開始する「PUE計算WEBアプリ」は主にデータセンターや金融・医療・研究・教育機関、オンプレミス運用企業などで導入されることが予想されます。
企業におけるエネルギーコスト抑制の強い味方となってくれることでしょう。