スマートメーターについて
nakatani
2015年7月20日
豆知識
スマートメーターとは
「スマートメーター」は双方向通信機能や遠隔開閉機能を有する電子式メーターの事です。
スマートコミュニティを構成する重要な要素の1つであり、導入についても世界各国において検討または実施されています。
日本においても各電力会社は実証実験などを踏まえ、2020年までに少なくとも全需要家の80%に導入されるよう検討が進められています。
利用可能性
従来のメーターは、単に電力会社の月単位に行う検針、料金収集義務に必要となる機器でした。
それに通信機能などが追加されることにより日々刻々と変化する電力の使用量をリアルタイムに近い形で、需要家が自ら把握できるようになります。
それによりウェブ上などで電力使用の情報や料金情報の見える化や第三者による省エネ診断のサービスなどが創出され、省エネ、低炭素化、料金低減化に向けて人への行動に変化を促すことが可能になります。さらにEMSとの連携により、いっそう節約の可能性なども期待されています。
セキュリティが課題
また、今後のスマートメーター導入の課題として、業務効率化や安全性向上のメリットや需要家側における需要制御(デマンドレスポンス)の可能性を期待しつつ、インターフェースの検討、第三者への効率的な情報提供方法、プライバシーセキュリティの観点から情報管理の在り方などがカギを握ります。
このように、スマートメーターを窓口として、各家庭のエネルギー使用量の見える化が実現可能となり、省エネ意識の向上、新しいサービスの創出などの実現が期待されています。
実証事業としては、一般家庭を対象に900台程度のスマートメーターを設置し、複数のグループに分けて、料金プログラムや機器制御技術を活用した需要側管理による省エネ・負荷平準効果を検証しています。
エネルギー管理システム 2015-07-20
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