電気代を節約しつつ熱帯魚を飼いたい
猫や犬の人気は健在ですが、熱帯魚の人気もまだまだ続いています。
熱帯魚飼育における初期費用コストは7万円とも言われており、ハムスターや文鳥よりも飼育コストがかかることもしばしばあるようです。
熱帯魚を飼育するうえで最もネックになるのがヒーターにかかる電気代です。
環境にもよりますが、断熱や設置場所を工夫していないと万単位の電気代がかかってしまうこともあるそうです。
「そんな熱帯魚がやっぱり好きだ。けど電気代などの維持費が本当にしんどい…。」という方に向けて今回は電気代などの維持費のかからない魚を4種紹介します。
電気代がかからない熱帯魚4選
主に冬のヒーターによる電気代がどれほどかかるかを軸に4種類の熱帯魚を選出しました。
ブラックテトラ
ブラックテトラは水道水でも生きられるという噂を持ち、水質への適応は広いです。
適応水温は22~28℃と一般的な熱帯魚よりやや寒さにつよいためヒーターによる電気代は少しお得に飼育が可能です。成長するにしたがい体色が薄れ、銀色一色のさえない魚になってしまい、さらにかなり気が荒いのため一度飼育すると、二度と手を出さない人が多いという噂もありますが初めての熱帯魚としてはお手軽な種類です。
価格は100円前後のモノが多いです。
パレアトゥス
パレアトゥスは底あたりを泳ぐことが多く大人しいので多くの魚と混泳できます。
また臆病な性格でもあり、人の振動にも敏感なため隠れ家を多めに作ってあげましょう。繁殖もしやすいため継続して飼育すること比較的簡単です。適応水温は幅広く、特に寒さに強いため、水温は10℃でも生息し15℃でも産卵が確認されているため冬場のヒーターによる電気代も心配ありません。エサも何でも食べるためアクアリウム初心者にはお勧めの種類です。
販売価格は200円くらいのものもありお手頃です。
アカヒレ
アカヒレは数ある観賞魚の中でも最も丈夫で飼育のしやすい種類だといわれています。
適応水温は幅広く、5℃に近い低水温から35℃を超える高水温にも適応可能なためヒーターによる電気代はほとんどかかりません。一ヶ月間餌を与えていなかったり、半年間も水をそのままにしていても病気にならないこともよくあります。金魚やメダカよりも頑丈だといわれているため、右も左もわからないうちや、熱帯魚は好きだけど世話に疲れてしまった方などはアカヒレを買ってみるのもいいかもしれません。
また、コッピーやホワイトクラウドマンテンミノーとも呼ばれ1匹20円程度で販売しています。
レッドチェリーシュリンプ
レッドチェリーシュリンプの魅力はとにかく安く、丈夫なところです。
そしてメスの成熟したエビはとても赤くレッドチェリーという名前にふさわしい色彩を持っていてとてもきれいです。そのメスは抱卵を繰り返すうちにより赤くなっていきますが、オスはあまり赤くなれないまま成長していくようです。華々しい水槽にしたい場合は繁殖させながらメスを多く集めていくときれいかもしれません。適応水温はアカヒレ並み広く氷点下を下回る日が続かない限りはヒーターは必要なさそうです。
販売価格は100円ほど。
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