右がカーボンヒーターで左がハロゲンヒーターです。
ハロゲンヒーター、ストーブ、エアコン、ゆたんぽ、電気カーペット…etc冷房に比べて暖房器具は種類が多く選ぶのにも使い分けるのにも困ります。
そんな暖房器具の中でも近年注目されているのがカーボンヒーター(上記写真右)です。
今回は電気代や性能などにおいてよく機能が似ているハロゲンヒーターとカーボンヒーターについて
電気代・安全性・熱効率・寿命の4項目を比較していきます。
熱効率:ハロゲンヒーターの2倍熱効率がいいカーボンヒーター
「熱効率」の差は熱の作り方から来ています。ハロゲンヒーターはハロゲンランプというものを用いており、その光を用いて赤外線がからだに伝わり暖かくなります。カーボンヒーターの場合は炭素繊維というものを用いており、その炭素繊維からはハロゲンランプの場合の2倍の赤外線が発されるためからだがとても暖まります。
難しい仕組みの話はここまでとして、電気代がどのくらい違うのか紹介しています。
電気代:月間1330円カーボンヒーターがお得
ハロゲンヒーターとカーボンヒータの実際の電気代にどれくらいの差があるのでしょうか?(試算は1kWhあたりの26円として計算しています。)
ハロゲンヒーターの場合
消費電力が1000w(1kw)のため、1日3時間使うと、1kw× 3時間 × 26円 =78円
1日78円かかるため1か月となると2418円電気代がかかります。
カーボンヒーターの場合
450w、900w程度で切り替えのあるものが多いですが、450wモードでハロゲンヒーターと同じくらい暖かいので消費電力を450wとして計算します。
消費電力が450w(0.45kw)のため、1日3時間使うと、0.45kw×3時間×26円 =35.1円
1日35.1円かかるため1か月となると1088円電気代がかかります。
1か月間3時間ずつを使用した場合の電気代を計算すると、、、
なんと1ヶ月に1330円もハロゲンヒーターよりカーボンヒーターがお得ということになります。
1シーズンに換算すると4000円ほど電気代に差が出てくるのでこの差は見逃せません。
寿命:2000時間の差をつけてカーボンヒーターが勝利
電気代・本体価格だけでなく「どれくらいもつのか」、寿命も電化製品を選ぶ上では大きな要素です。
ハロゲンヒーターの寿命は約3,000時間~約5,000時間となっており、カーボンヒーターは5000時間~7500時間となっています。
またまたカーボンヒーターに軍配が上がりました。
安全性:引き分け
安全性に関しては引き分けです。どちらも転倒時に電源が落ちる機能がついているものも発売されていますし、
熱源に直接触れるような構造にはなっていないため比較的安全性は高い暖房器具です。
電気代・安全性・熱効率・寿命の4項目を比較してみましたが、カーボンヒーターが3勝1分と圧倒的な成績になってしまいました。
ハロゲンヒーターをメインで使用しているご家庭は電気代のことも考えて、1度買い替えの検討が必要かもしれません。
その他家電に関しての節約術はこちら すぐできる節約術-家電から選ぶ