2016年に入り、電気プランの発表が進んでいます。
既に、小売電気事業者(新電力)として、10社以上が新プランを発表しています。
経済産業省資源エネルギー庁の電力小売の登録を済ませている会社は130社(2016年1月26日現在)になっているので、これからもプランを発表する会社は増え続けると見られています。
その中でも、話題となったのは、4つの業界からの参入でした。
各業界、元々の事業とのセット割を含めた様々なプランを発表しています。
三大キャリアなのに、二社しか発表せず
4つの注目業界の中でも特に注目されているのが、携帯キャリアです。
一人一台以上スマホを持つ時代。
その契約者数は4つの業界の中でも断トツです。
今回はそんな携帯キャリアの電気戦略を探っていきます。
ドコモでんきは誕生するのか?
三社の中で最も契約者数が多いのがNTTドコモです。
NTTグループの中核を担う企業として、日本最大の携帯キャリアとなっています。
そんなドコモは電気の供給を行うのでしょうか?
中部電力との提携は正式発表済み
昨年2015年11月に中部電力のインターネットサービス「カテエネ」でドコモのdポイントがプレゼントされるキャンペーンが実施されました。
カテエネ内と限定的ではありますが、ドコモと中部電力の提携として大きく報道されました。
詳細は⇒中部電力、NTTドコモと提携へ
正式な電気参入は発表されず
中部電力との限定的な提携は正式に発表されましたが、電気小売を行うということはまだ正式に発表されていません。
経済産業省資源エネルギー庁の小売電気事業者登録もまだ行われていません。
噂は絶えない「ドコモでんき」
これまで、ドコモが電気参入を行うのではないかという情報が様々な所から出てきました。
自社で行うのではないかという噂や、大阪ガスと提携して電気販売を行うのではないかという噂まで様々ありました。
大阪ガスとの提携に関しては多くのメディアが取り上げたため、公式の場で否定されるという事態にまで発展しました。
「ドコモでんき」はdポイントが貯まる?
あくまで、憶測の域を出ない「ドコモでんき」ですが、恐らくサービス提供を開始する際は、dポイントが貯まる料金プランを打ち出してくると想像できます。dポイントとは、提携している店舗やネット、携帯電話の支払などに使えるポイントです。
提携店舗なども、続々増えてきていますし、JALのマイルやその他ポイントへの交換も可能になっています。
dカードは入会キャンペーン中
softbank・auは相次いでプランを発表
年明け早々、softbankとauは電気プランを正式に発表しました。
事前受付が1月中には開始されます。
softbankのプランは?
三社の中で最も早くプランの発表を行ったのがソフトバンクです。
東京電力エリア・中部電力エリア・関西電力エリアの三つの地域で電気供給を行います。
基本的には東京電力が供給元になるので、プランの内容やポイントのシステムは東京電力のものを踏襲しています。
地域ごとに若干の差があるものの大枠では、三つのプランを用意しています。
ソフトバンクでんき最大の特徴は「おうち割」にあります。ソフトバンクの携帯や通信の契約で2年間で16万円以上おトクになる場合があるというものです。
おうち割の詳細は⇒公式ページではわかりにくい!?ソフトバンクでんきのセット割の全容とは?
auのプランは?
東京電力との提携で、電力供給を行うsoftbankとは対照的にauは自社で独立して電力供給を行うという道を選びました。
それにより、提供エリアやプラン構成など独自の色が強くなっています。
auでんきのプラン内容や割引の詳細は⇒ついに詳細発表!auでんきの実力は?
三社三様の道を行くドコモ、au、softbank
電力小売に関しては、三社とも違う戦略をとっています。
・参入に慎重なドコモ
・自社で全面的に参入するau
・東京電力との提携で参入を図るsoftbank
となっています。
どこが勝ち残っていくのか、また「ドコモでんき」は誕生するのかこれからの動向に注目です。