2016年1月にau,softbankがそれぞれ電気プランを発表しました。
auは2つのプラン、softbankは3つのプランを軸に地域によって料金体系をアレンジしています。
携帯キャリアの電気プランまとめは⇒au,softbank,ドコモそれぞれの描く「でんき」とは?
携帯三大キャリアの内電気市場参入をまだ発表していないNTTドコモ。
中部電力との提携発表や大阪ガスとの提携の噂など話題は尽きません。
しかし、公式に電力市場参入を発表していない以上公式に「ドコモでんき」のプランを見ることはできません。
そこで、energy-naviは「もしドコモでんきがあったらこんなプラン」というのを予測してみたいと思います。
もし今後実際にドコモが電気小売を開始した時があれば、予測と実際の比較もしてみます。
まずは、「ドコモでんき」のプランの種類を予測
2016年1月26日現在までに発表された小売電気事業者や一般電気事業者の新プランを見てみると電気のプランは大きく3つにわけることができます。
小売電気事業者(新電力)に限って言えば、生活に合わせたプランはほとんどありません。
料金体系が複雑になってしまうのを防ぐためだと思われます。
さらに、携帯キャリア(au,softbank)では生活に合わせたプランはありません。
二社のプランのまとめは⇒au,softbank,ドコモそれぞれの描く「でんき」とは?
dカードでポイントも貯まる?
ご存知の方も多いと思いますが、ドコモはdポイントというポイントサービスも展開しています。携帯電話の支払い額に応じてポイントが提供されて、店舗や新しい携帯電話への切り替えを行う際に利用できたりするポイントですね。おそらく「ドコモでんき」が誕生した暁には、電気代の支払いでdポイントが貯まるプランを発表するのではないかと予測できます。
既に多くの電力会社がポイント会社と提携を行っていますが、ドコモユーザーは約4,000万人程いますので、多くの方が電力会社を切り替えるきっかけになるかもしれません。
そんなdカードは現在、キャンペーンを行っています。
auは従量制のみ
既に発表されたauでんきの料金プランは「でんきMプラン」と「でんき Lプラン」が軸となっています。
これらのプランは2つとも従量制のプランになっています。
東京電力の従量電灯B・関西電力の従量電灯Aにあたるのが「でんきMプラン」、従量電灯Cにあたるのが「でんきLプラン」になっています。
auでんきのプランの詳細は⇒ついに詳細発表!auでんきの実力は?
softbankは定額制は2つ
一方で、softbankは従量制の「スタンダードプラン」と定額制の「バリュープラン」「プレミアムプラン」の3つが軸になっています。
300kWhまで定額の「バリュープラン」と400kWhまで定額の「プレミアムプラン」の2つの定額制プランを展開しています。
ソフトバンクでんきの詳細は⇒公式ページではわかりにくい!?ソフトバンクでんきのセット割の全容とは?
「ドコモでんき」はどんなプランに?
では、問題の「ドコモでんき」はどのようなプランが出るのでしょうか?
まず、生活に合わせたプランが出る可能性は非常に低いと思われます。
「従量制」と「定額制」を組み合わせたプランになるでしょう。
ただし、もし現在カテエネで提携している中部電力と提携することになれば定額制のプランは出さない可能性が高くなります。
中部電力は4月以降の新プランでも定額制のものは発表していません。
価格帯は?
従量制のプランだけで比べると、auの方がsoftbankよりも安い単価を設定しています。
これは、セット割が充実していて、たくさん使う人は定額制のプランを使ってほしいというsoftbankの思惑があるからでしょう。
では、「ドコモでんき」の価格帯はどうなるのでしょうか?
NTTドコモは、インターネットサービス「ドコモ光」を展開しているので、これとのセット割引は必ず登場するはずです。
携帯とインターネットと電気の3つでのセット割を展開するため、単価自体はそこまで引き下げないのではないでしょうか。
softbankと同水準もしくは、定額制プランがない分auとsoftbankの間辺りの価格帯を設定しそうです。
セットを前提にプラン構成をするので、他キャリアの利用者が電気だけドコモにするメリットはあまりないものになるでしょう。
このように仮に「ドコモでんき」が登場すると三つ巴の混戦になりそうですね。
※「ドコモでんき」に関する内容はあくまでenergynavi独自の予測であり、公式の情報に基づくものではありません。参考程度にご覧いただければ幸いです。