暖房にかかる電気代を節約する心強い味方である蓄熱暖房機ですが、何も調整せずに利用を続けてはいませんか?
そもそもが安く温められる時間に熱を蓄え、お得に暖を取るためのモノなので、様々なタイマー設定や、蓄熱の設定が調整されていないと蓄熱暖房機の良さを発揮しきれていない可能性が高いです。
そのため、今回は初期設定のままほとんど触っていないという方や、蓄熱暖房機を利用されている方でもっと冬の電気代を節約したい方向けの記事となっています。
それでは、蓄熱暖房機をお得に利用するためのポイントを5つに絞ってご紹介します。
蓄熱量を設定を最適化する。
夜にお得に熱を貯めておくシステムなので、日中に追い焚きをしてしまうと本末転倒となってしまいます。
そのため、蓄熱量設定次第で電気代が大きく節約できる可能性があります。
蓄熱暖房機ごとに季節によって蓄熱量設定の目安が記載されているかと思います。
まずはそちらをご覧になりながら調整していただき、住んでいる地域の気候または翌日の天候をもとに調整を重ねましょう。
蓄熱暖房機内時計の調整する
蓄熱暖房機における時間の設定はとても重要です。
もし時間設定がずれてしまっていると、蓄熱暖房機自身は安い時間帯だと思い蓄熱を続け、実際には通常料金の時間帯に電気を使い電気代が高くついてしまっていた、なんとことになってしまいます。
そのためシーズン初めの設定の時だけでなく、月に1回は蓄熱暖房機自身の時刻にズレがないかを確認するようにしましょう。
ファンの回すタイミングを見直す
ファンが回っている間はそれだけ熱が放出されてしまいます。
そのため熱を逃がしてしまうともったいないタイミングではファンを止めましょう。
最も避けたいのは、通電時間中にファンが動いてしまっている状態です。
この状態だと蓄熱量が少なくなってしまい次の日の蓄熱量が結果として不足してしまい追い焚きをすることになってしまいます。
そのため、寝る前にファンが停止しているか確認を取りましょう。
旅行前にファンとファンタイマーを切る
数日間家を空ける場合には電源を落とすのではなく、ファンとファンタイマーを切ってから家を出ましょう。
蓄熱暖房機自体を切ってしまうと、再び0から熱を貯めるのに電気代がかさんでしまうため節約にはなりません。
無駄な放熱のみを防ぎ保温に努めましょう。
春が来たらブレーカーを落とす
暖房を利用するシーズンが終わったら、室温設定などは最低に設定し蓄熱量設定やファンの設定をすべて切り、蓄熱暖房機のブレーカーを落としましょう。
こうすることで夏場に無駄に蓄熱されてしまう事態を防ぐことができます。
以上、5つのポイントを紹介しました。温めた熱は無駄なく利用し、お得に蓄熱暖房機を活用し電気代を節約していきましょう。
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