提携ポイントで電力会社を選ぶ
ただ電気代を支払うだけは時代遅れ?支払額に応じたポイントをGET!
各社の電気料金プランが出揃う中、様々なセット割や格安なプランなどが登場してきています。そんな中、電気代に応じたポイントを付与する新プランも続々と登場していますので、紹介していきます。
Tポイントが貯まる電力会社
ポイント提携戦争が勃発!?
東京電力がPontaとTポイントとの提携を発表したことにより、電力自由化によって電力業界に参入しようとする企業間でのポイント戦争の口火が切られました。電力自由化によって電力の供給を受ける顧客のほとんどが自分の好きな会社や料金プランを選択できるようになる時代となったのです。
「ENEOSでんき」は電気の支払額に応じて、Tポイントを付与することを発表しており、トヨタファイナンスの「レクサスカード」と「TSキュービックカード」、エポスカードの「エポスカード」、そして全日本空輸の「ANAカード」など複数のクレジットカードとの業務提携も発表しました。これらのカードをENEOSでんきの決済に使うと、ポイントやマイル追加で付与する仕組みとなっています。
ターゲットは富裕層!?
ポイント情報サイトを運営するポイ探(東京都中央区)の菊池崇仁社長は「航空マイルは別格。マイルを集めている人は、マイルへの思いが強く、ポイント還元率すら気にしない。また、各種クレジットカードの中でANAカードやJALカードの利用額はケタ違いに多い」と述べています。
利用者は出張の多いビジネスパーソンなど所得の高い人が多いと見込まれています。つまり小売業者がターゲットとしている、使用電力の多い顧客である可能性が高いといえるでしょう。
携帯との親和性は高い?ポイント付与率にも差が。
一方のポイント業界も自由化を勝機とみています。コンビニなどで貯まるポイントなどはたかが知れています。しかし、携帯電話料金や電気料金なら、毎月数千~数万円に対して自動的に貯まります。貯まりやすさはポイントプログラムの魅力に直結しています。だからこそ、東京電力と組んだTポイントとPontaは「一業者一社提携」というポイント業界の常識を飛び越えたのです。普段ならばいつも通り支払っているだけの携帯電話料金や電気料金がポイントとなって付与されることとなるとかなりお得な感じがあるといえます。