割引・サービスで比較する
新電力の参入によって電気の割引の選択肢が大幅に増えます。
割引の主なものは以下の4つです。
- セット割
- 長期契約割引
- サービス優待
- ポイント還元
セット割
電力自由化によって最も大きな変化のひとつがこのセット割です。
新電力は、それぞれの他のサービスと電気を合わせて契約した人に対して割引を実施します。
これがセット割です。
具体的な例はこのようになっています。
- 東京ガス:ガスとセットで月250円割引
- ENEOSでんき:石油が1円/L割引
- auでんき:携帯とセットで1~12%キャッシュバック
- 東急:ネットとセットで月350円割引・定期の割引
一部の例ですが、それぞれ今までのサービスとセットで割引になります。
各社加入条件等があるのでそこは確認してみてください。
長期契約割引
携帯やインターネットでおなじみの長期契約割引も今後増えてくると思われます。
1年や2年の契約をすることで割安になるというものです。
電気の場合は、引越しなどやむを得ない場合には解約手数料が免除になるという救済措置を用意している会社もあります。
解約手数料は、2,000円前後が一般的なようですが、プラン内容・契約期間で変動します。
サービス優待
電気の契約をすることで通常有料のサービスが無料になったり格安になったりします。
- 東京ガス:電気契約者はcookpadの有料サービスを利用可能
- coop:個別配送が無料に
まだまだ発表されているものは少ないですが、これから増加していくでしょう。
ポイント還元
ポイントの還元が始まるのも電力自由化による大きな変化のひとつです。
TポイントやPontaポイントなど普段の生活の中で使えるポイントを電気代に応じて貯めることができるようになります。
こだわりで比較する
最後の比較ポイントは、「こだわり」です。
料金だけではなく付加価値で電気をきちんと比較したいという方向けのポイントです。
こだわりのポイントは2つです。
- クリーンなエネルギー
- 地元のエネルギー
クリーンなエネルギー
地球環境を考えたクリーンなエネルギーにこだわりたい。という方に選んでほしい電気プランです。
原発で発電した電気を使っていないことや、再生可能エネルギーの割合が比較する軸になります。
今のところ、大々的にクリーンを売りにした新電力のプランはまだ登場していません。
今後登場してくると思われます。
しかし、クリーンと謳うためには、厳密に再生可能エネルギーの割合や発電方法を公開する必要があります。
需要量に依存してしまう電気の場合、厳密な発電元を公開するのは大変なので、電力会社もなかなかクリーンなプラン発表に踏み切れていないのです。
地元のエネルギー
地元で発電した電気を地元で販売する。
そんな地産地消の動きが電気にも広がっています。
地域に密着した電力会社が誕生する日も遠くありません。
いかがでしょうか。電気プランを比較する上で重要な4つのポイントをまとめてみました。
1ページ目の図でひと目でわかるようになっているので忘れた時はまた復習してみてください。