8月3日、ついに電力小売の事業者申請が始まりました。
これまでに、特定規模電気事業者として734社の登録がありました。
その内どれだけの会社が電力小売の申請をして、ライセンス取得ができるのかわかりませんが、
相当の数の新しい電力会社が生まれることになりそうです。
参考記事:
「電力小売の登録が開始。初日には24社が申請」
「電力自由化に多くの企業が参入する理由」
そもそも新電力とは?
基本的には「電力自由化を機に新規参入する企業」です。
具体的にどんな企業の参入が期待されているかは
「電力自由化後に新規参入が予想される企業」でまとめています。
ただし、参入にもいろいろな形があります。
・自社の新たなサービスとして展開する
・他の電力会社と提携する
・他社の電気を販売のみ行う
大きく分けると以上の3つのパターンになります。
自社の新たなサービスとして展開する
新電力といえばこのパターンを想像する方が多いのではないでしょうか。
今までの一般電気事業者に代わって電力小売を行う企業です。
携帯やインターネットを展開する通信会社やガス会社などが意欲的に参入を表明しています。
自社のメインの事業を既に確立している企業が多いので、そのサービスと合わせてセット割を大々的に展開していくものと思われます。
他の電力会社と提携する
自社の新サービスとして展開するのではなく、電力小売を既に行っている一般電気事業者や新電力と提携する方法があります。
ポイントサービスを展開する企業や一般家庭になじみのない企業はこの形を取ることがおおいようですね。
他社の電気販売のみを行う
他社で発電された電気を自社の名前で販売するOEM販売する方法があります。
製造業で一般的なOEMは電力でも普及していきそうです。
電力の場合はこの方法を「ホワイトラベル」と呼びます。