家電量販店の店頭や、インターネット上で格安SIMを購入する際には、プランを選んでから契約を行います。この時、大まかに分けて二種類のプランから選択することになると思います。その二つとはデータ回線プランと音声通話プラン。
どんな違いがあるのかいまいちわかりにくく、興味があっても踏み出せない原因になっているのではないかと思います。データ回線と音声通話プランについて詳しくみていきましょう!
データ専用と音声通話、SIMのプランは何が違う?
データ通信SIMと音声通話SIMの二つのプランはどういった違いがあるのでしょうか?簡単に言うと、通話が出来るかどうか、電話番号を持っているかいないかという違いになります。
データ専用のプランでは音声での通話も電話番号もありませんが、音声通話対応のものならば電話番号も通話も可能です。
音声通話対応のプランの場合、セットでデータ通信もできることが多く、auやDocomoなどと契約している場合とそこまで違いはありません。データ通信の場合には、インターネット回線のみの利用が可能なプランですので、通話を行いたい場合には、lineやSkypeなどを利用する必要があります。
電話はしない人はデータ通信プラン一択
ちなみに、月額費用で考えた場合、データ通信プランの方がかなり安くなります。そのため、メインの携帯電話、スマートフォンを持っている方や、通話をほとんど行わないという方がデータ通信プランを使用しています。通話プランの場合には、現在契約している物より安く利用するために契約していたり、国内の携帯電話メーカーでは契約できない海外の端末を利用したいという方が契約しています。
スマートフォンによっては、デザリングで手持ちの他の端末でもインターネット接続が行えるようにする機能があるのですが、使用中は電力の消費が激しくなってしまい、いざと言う時にスマホの電源が落ちてしまうという悩みもあります。
そういった場合に、古い端末を購入してデータ専用SIMと契約し、ポケットWifiのように使うという方法もあります。また、一つの回線だけで複数の通信機器を利用していると、通信量が増加して回線速度が低下しやすくなってしまうので、それを避けるために複数契約する場合もあります。
データ通信プランにSMSが使用できるプランの活用
SNSサービスでは、契約時にSMSを利用することが多く、データ通信のみのプランでは契約できない事があります。そのような場合には、データ+SMSのプランを選ぶと問題なく使用できるようになります。
音声付きプランは契約期間に注意が必要
格安SIMは安くスマートフォンなどの通信機器が使えるようになる嬉しいプランなのですが、音声通話付きのプランでは少し注意しなければいけない事があります。それは、音声通話プランに限っては契約期間が決まっているという事です。
データ通信のみのプランではあまりないのですが、音声通話プランの場合には契約後半年から最大二年程度は解約時に違約金がかかってしまう事が多いのです。大手の通信業者と違い、契約期間が勝手に延長されて毎回違約金がかかってしまうようなことは無く、制限されている期間を過ぎればいつでも解約可能なのは良心的ですが、もし思っていたような性能が出なくてすぐに乗り換えたくなった場合には損をしてしまいます。
もし通話も乗り換えを考えているなら、自分の行動範囲内で問題なく通話できるかをあらかじめ調べておいた方が良いでしょう。
あなたにあった使い方はデータ?通信?
格安SIMは月々の費用がかなり安くなるので、お得なサービスだと考えがちですが、やはり大手に比べて多少劣っている部分もあります。費用面、サービス面を考えた上で、どちらがお得なのか考える必要はありますが、トータルで考えた場合には格安SIMの方が得になる可能性は高いと思います。
特に通話が少なく、通信がメインだという方はかなり費用を節約できるようになるでしょう。心配なら、少し費用がかかりますが、元の契約を暫く残しておき、格安SIMでも問題ない事を確認してから解約しましょう。