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ケイ・オプティコムがeo電気を発表、その詳細とは

sun above the horizon

関西で光回線事業で、NTT西日本に次いで第二位のシェアを誇るケイ・オプティコムが8月3日に電力小売市場に参入することを発表しました。

そもそも、ケイ・オプティコムとは?

関西以外の地区にお住まいの方にはあまりなじみのない会社かもしれません。それもそのはず、ケイ・オプティコムは関西電力管内のみに絞って事業を展開しています。まずは、ケイ・オプティコムがどういった会社なのか見ていきましょう。

関西地区の光回線で高いシェアを誇る

関西地区において、ブロードバンドの光回線で148万件、17%のシェアを誇っています。東日本地区と比べてみるといかにシェアが高いかお分かりいただけるかと思います。

 

2014年度データ(http://www.ictr.co.jp/report/20140704000064.htmlより作成)

合弁会社として設立され合併して今の体制に

1985年に大阪市、関西電力、大阪ガス、阪神高速公団、三菱商事、三井物産、住友商事などの合弁会社として設立された大阪メディアポートと、1988年に関西電力の完全子会社として設立された関西通信設備サービスが2003年に合併して今の体制になりました。社名自体は2000年に大阪メディアポートがケイ・オプティコムと改称してから引き継がれています。

事業内容は?

大きく分けると「個人向け事業」「法人向け事業」「携帯電話事業」の三つを展開しています。

電力小売事業の展開

では、電力小売事業はどのように展開していくのでしょうか。サービス名は「eo電気」と発表しています。「eo」ブランドとして光通信サービスとのセット販売やセット割が予想されます。また、MVNOサービスや050電話サービスとセットになる可能性もあるでしょう。

ケイ・オプティコムプレスリリース(http://www.k-opti.com/press/2015/press23.html)より

既に予告サイトがオープン

電力小売事業の「eo電気」サービスの予告サイト(http://eonet.jp/denki/)が既にオープンしています。ここからも、ケイ・オプティコムの電力小売事業への本気度がうかがえます。

 

8/3の「小売電気事業の事前登録の受付開始」当日のケイ・オプティコムの電力事業参入発表の他にも

楽天とクレックスが電力販売に関する業務提携を正式発表
中部電力と国際石油開発帝石が電気・ガスの販売で提携することを正式発表
中部電力、2016年1月に料金プラン一新を発表

など続々と電力に関する発表が行われています。 法的な電力自由化のスケジュール としてはいったん落ち着きますが、各社の動向から目が離せません。