新電力であるJXエネルギーと東京ガスが川崎市に110万kW規模の火力発電所を共同で新増設すると、10日発表しました。
新増設される火力発電所の規模は原子力発電所1基にも匹敵します。
2016年4月に予定されている電力小売り全面自由化を前に、自前の電力供給源を確保し首都圏への参入に意欲的な姿勢を見せています。
JXエネルギーはこれまでの燃料供給経験や豊富な発電事業を活かして、経済的で安定性が高く信頼性の高い電力供給を行っていくようです。
一方東京電力は連日異業種との提携を発表し着々と既存顧客の囲い込み、新規顧客獲得を狙っています。
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今後も新電力にとって格好のターゲットである首都圏は東京電力にとってもなんとしても確保しておきたいところでしょう。
自由化後は更に新電力が首都圏に参入してくることが予想されますが、既に戦いは始まっているようです。
「energy-navi」では今後も東京電力や新電力の動きに着目していきます。