大阪ガスとNTTドコモは電力の小売事業で事業提携すると12月8日付けの日本経済新聞で報道されました。
双方の営業網で営業力強化
大阪ガスは、関西で約930万件のドコモユーザーへ、携帯電話の販売店などを活用し電力の販売を行う予定です。初年度の目標は20万世帯への販売を掲げており、ガス・電力と通信のセットで顧客のニーズに合ったサービスを提供する予定です。
関西電力の提供価格よりも安価な料金で
ユーザーが電力自由化に期待している最も大きなポイントが「料金」の抑制です。大阪ガスは、近畿地方に電力を提供している関西電力の料金よりも5%程安価な電力を提供する方向で調整しているとのことです。大阪ガスのようにユーザーの生活に必要不可欠なサービスを提供している参入企業が現在の電力料金より安価な電力を提供するということで、ユーザーの電力切り替えが加速する可能性も高くなります。
ドコモ以外とも提携を検討?
大阪ガスは、家庭向け以外の販路に関しても提携を進めているようです。飲食店などの小規模商店などはUSEN、その他通信キャリアはソフトバンク、NTT西日本、JCOMなどともセット提供の構想を進めており、今後も大阪ガスの動きには注目が必要です。
これからの電力販売
電力の事前販売を前に、各社の動きが慌ただしくなってきました。これから各社の提携や料金プランなどの発表が相次ぐと予想できます。
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