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電力自由化によって電気料金はどう変わるのでしょうか?
自由化実施前の今考えられている3つのパターンを見てみましょう。
パターン1:コストを抑えて電気代が下がる
種類:電気供給を専門で行う新電力
新電力は人件費や施設維持費などコストを抑えることができるので、一般電気事業者よりも安く電気を売ることができるパターンです。既に自由化されている高圧・特別高圧電力では、このカラクリで電気料金が下がった例が多数あります。
パターン2:セット割で固定費が下がる
種類:通信など他の本業を持つ新電力
電力自由化で参入してくる新電力の大半は電力専門の会社ではありません。携帯のキャリアだったり、インターネットプロバイダだったり、ガス会社だったり、鉄道会社だったりします。そういった本業を持つ新電力は本業のサービスとセットで加入する家庭に対してセット割引を実施します。3%引きや5%引き当たりが相場になってくるのではないかと思われています。
パターン3:ポイント付与で実質割引
種類:全ての電力会社
一般電気事業者はパターン1にも2にも当てはまりません。彼らはポイント付与を行うことで実質的な割引を行って、新電力との料金競争に備えています。実際、東京電力はTポイントやポンタポイントとの提携を発表しています。しかし、ポイント付与を行うことができるのは一般電気事業者だけではありません。どんな新電力でも実施可能です。そのため、ポイント×電気はますますヒートアップしていくことでしょう。
この3つのパターンが考えられる電気料金の変化です。