目次
「結局、どこの電力会社がどこと提携するのか まとめてみた」で6月までの電力会社の提携発表をまとめました。
それから3カ月あまり。各社半年後に迫った電力自由化に向けた提携をより進めています。
9月2日現在の提携の様子まとめ
6月から9月までの提携についてまとめた記事一覧
6月から9月までの間に新たに提携を発表した会社をまとめてみます。
特徴として、6月までは、一般電気事業者の提携が目立ちましたが、6月以降は大手新電力の小売参入発表が相次ぎました。
なんとしても顧客流出を防ごうと画策する一般電気事業者と
顧客獲得、シナジー効果を狙う新電力がひしめき合う市場が形成されつつあります。
ソフトバンクと三菱UFJリース
メガソーラー敷設事業での提携が発表されました。
50%ずつの出資で進められます。
「ソフトバンク、三菱UFJリースと共に32MWのメガソーラーを鹿児島に建設」
楽天と丸紅、クレックスの提携
楽天の動きが活発になっています。
楽天経済圏の一部としての電力事業に今後ますます力を入れていきそうです。
「楽天とクレックスが電力販売に関する業務提携を正式発表」
「楽天 ネット出店者に電力提供 丸紅から電力調達」
JXとTポイント
東京電力との提携を既に発表していたTポイントサービスですが、JXの電気にもポイントを付与することを発表しました。
ケイ・オプティコムが参入を正式発表
eoブランドの新商品としてeo電気サービスを開始することを正式に発表しました。
「関西の光回線二番手、eo光を展開するケイ・オプティコムが電力小売参入を発表」
地方自治体が新電力としての参入を目指すケースも
福岡県のみやま市と鳥取市は地方自治体が電力会社を設立し新電力として地域密着型の電力供給を行うことを発表しました。
また、地域特化型の新電力の参入も進んでいます。
「鳥取市と鳥取ガス「とっとり市民電力」を設立」
「注目の自治体みやま市。地産地消以上の電力会社へ「みやまスマートエネルギー」」
「千葉電力株式会社が新電力の事業開始」
8月末までに57社が電力小売事業者としての申請を完了
8月3日から始まった電力小売事業者登録は8月末時点で57社の申請が完了したと報じられています。大手の新電力各社は自社のプレスリリースなどを通じて、新電力として参入することを随時発表しています。ただし、全ての申請が受理されるわけではないので、今後の動向は追っていかなければいけません。
「電力小売の登録が開始。初日には24社が申請」
「大阪ガス、電力小売事業者として申請。初年度20万件を狙う」