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待機時消費電力は電気料金の全体6%も!?一番消費が多い家電は?

待機時消費電力って言葉をご存知ですか?

一般的に家電はコンセント差しっ放しです。コンセントに差さっている以上、通電し電気が流れています。

電気が流れているってことは、電気代がかかってしまっています。

これは一般的に「待機電力」と呼ばれています。電力消費量のうち待機電力によって消費されているのは、全体の6%と言われています。意外に多いと思いませんか?

今回は微々たる節約術ですが「塵も積もれば山となる」と言うことわざがあるように少しでも節約が出来る事などを紹介します。

待機時消費電力とは

家電製品のプラグをコンセントに差し込んだだけで作動していない状態を「待機時」と言います。

多くの家電製品は、その製品を使いやすくするための表示機能やタイマー機能、リモコン機能などがマイコンで制御されていますが、待機時にこれらの機能を維持するため消費する電力を待機時消費電力と言います。

待機時消費電力は電気を使っているという意識のないままに電力が消費されており、ムダにエネルギーを消費していると言えます。しかし、タイマー機能やリモコン機能など、使う人がより便利で快適な生活を送るために必要なものもあります。

家電製品ごとの待機時消費電力をよく知って、ムダに消費している電力をこまめに無くすることが節約になります。

待機時消費電力の種類は主に以下の5つです。

・電源プラグをコンセントに差し込んだだけで表示部などが消費する電力。

・電源スイッチを切り(OFF)にしていても表示部やタイマー機能が消費する電力。

・製品の本体でリモコンからの操作信号を待ち受けするために消費する電力。

・留守番電話やファクシミリの受信を常に待ち受けするために消費する電力。

・充電式製品の充電中以外で消費する電力。

家庭の待機電力の電気代はどれくらい?

皆さんは待機電力が電気代の何%を占めているか知っていますか?

経済産業省の資源エネルギー庁が発表したデータでは現在の電力消費量のうち待機電力によって消費されているのは、全体の6%です。

新しい家電は、待機時消費電力がかなり抑えられていますが、古い家電は待機時消費電力がかなり多いとされています。

待機電力消費量が多い家電ベスト5

資源エネルギー庁が発表した年間待機消費電力量はデータを基に作成したランキングを見てみましょう。

※1kw当たり25円で計算しています。

・第5位 温水洗浄便座

待機電力による年間電気代 365円 年間待機消費電力量 14.6/kwh

ウォシュレットだけじゃなくて便座も温くしてくれたりするので非常に便利ですよね。

しかし、常に温めているから年間待機消費電力量は多いですね。

・第4位 HDD・DVDレコーダー/プレーヤー

待機電力による年間電気代 460円 年間待機消費電力量 18.4/kwh

録画予約とかしているとどうしても電源から切る事って難しいですね。

最近はブルーレイレコーダーが増えてきていますし、ブルーレイでネットと繋ぐ奴も有ったりしますから、そちらがどうなっているのかも気になるところです。

・第3位 固定電話

待機電力による年間電気代 612円 年間待機消費電力量 24.5/kwh

電話は納得ですね。FAXを受信することも有りますし、節約のために電話のコンセントを抜いてしまったら意味ありません。

携帯電話が主流ですからFAXは諦めて、固定電話は廃止してしまうというのも一つの手段かもしれません。

・第2位 エアコン

待機電力による年間電気代 625円 年間待機消費電力量 25/kwh

エアコンは使っている時も大量に電力を消費しますが、待機電力も消費が多いです。

使わない時はコンセントから抜いておくことをオススメします。

・第1位 ガス温水機器

待機電力による年間電気代 1,395円 年間待機消費電力量 55.8/kwh

年間で1,395円もの待機電気代を発生させているのがガス温水機器です。

お湯を作る原動力はガスですが、そのほかの動作は電気です。

お湯を沸かしたり、追い焚きしたりするのに便利ですがついつい電源を消し忘れるなんてこと有りますよね?

待機電力代金が非常に高いので消し忘れに注意しましょう。

気になるパソコンとテレビの待機電力消費量は?

パソコンとテレビの平成20年度最新版の各メーカー平均値で言うと

デスクトップパソコン・・・1.9W/1時間
ノートパソコン・・・0.7W/1時間

ブラウン管テレビ・・・0.6W/1時間
ビデオ内蔵テレビ・・・0.5W/1時間
液晶テレビ・・・0.2W/1時間
プラズマテレビ・・・0.1W/1時間

このようになっています。

これ、注意して欲しいのは「W」表記だという点です。

1000W=1KWh

なので、デスクトップパソコンでも1KWHに到達するのは526時間かかるわけで
そこまで気にするものでも無いのかな~と思ったりします。

テレビなんかもっと待機電力が少ないですからね。

しめる所はしめて節電していくのがいいってことですね。

電源をこまめに消すには

常に電源を入れておく必要のある家電以外は省エネコンセントや省エネタップを設置し、こまめな電源管理すると節約になります。
省エネコンセントや省エネタップはコンセントを抜き差しすることなく、目的の器具だけ電源を切れるので、待機電力の電源管理には有効です。

まとめ

待機時消費電力の節約効果は小さいですが、コツコツ根気よくしていると年間節約金額が大きくなります。

最初の頃はめんどくさいと思いますが、慣れていくと苦痛になりません。

今からでも始められる節約術なので試してみてはいかがでしょうか?