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LED ってどんなものなの?普通の電球との違いは?

LED

日本全国で節電意識が高まっている今、 LED 照明という言葉をよく耳にするかと思います。

LED照明は第一世代のろうそく、第二世代の白熱電球、第三世代の蛍光灯に続く第4世代の灯りです。

今回は、そもそもLEDってなに?という話をしていきます。

LEDとは、「Light Emitting Diode(発光ダイオード)」の3つの頭文字を省略したもので、電気を流すと発光する半導体です。読み方は「エル・イー・ディー」でレッドとは読みません。

それでは発光する原理について、電球、蛍光灯、LEDとそれぞれ説明していきます。

◆電球

電球は、電子が高速で金属線内を動き、電子が金属線内の原子にぶつかることで発光しています。電球が熱くなるのはこの摩擦(原子の振動)によるものです。

◆蛍光灯

蛍光灯は、電気が流れるのが金属線ではなく水銀ガスと呼ばれるガスの中になります。電子がガスにぶつかることによって紫外線が発生し、その紫外線が蛍光灯内の塗料に反射することで光を生み出します。

◆LED

電球や蛍光灯のように二つのエネルギーがぶつかって発光する原理自体は似通っていますが、電子がぶつかる正孔というもう一つの物質が今までに無かった全く新しいものになります。

厳密に言うと正孔は物質ではなく、文字通りの穴です。

電子がこの正孔に出会うと、電子が本来持っていたエネルギーが放出されるのです。

簡単に言えば、電球と蛍光灯はボールを壁にぶつけてその際の衝突エネルギーを使って発光するのに対し、LEDは穴が開いた壁をボールが通り抜けて発光しているイメージです。

衝突して余分なエネルギーを生むこともないので、電球や蛍光灯に比べて省エネになります。

何となく原理は掴めて頂けたでしょうか。

それでは実際にLED照明にはどんなメリット・デメリットがあるのかみていきましょう。

次記事⇒LED照明のメリット・デメリット