LAといえば映画といっても過言ではないでしょう。ハリウッドがあることももちろん1つの要因ですが、LAは映画のロケーション地としても非常に人気があります。しかし、最近その人気が曇り始めているそうです。それは何でなのでしょうか?
LEDライト導入により街の景観が大きく変化
理由は2013年にロサンゼルス市が街灯を全てLEDライトに変えたことなのです。今までのロサンゼルス市の街灯は黄色味のかかった高圧ナトリウムライトでしたが、LEDライトに変えたことによって青味のある映像になってしまったそうなのです。
現在の映像技術を使えば色の調整は安易に思えますが、ここまでテクノロジーが発展しても映像制作における照明の重要性が変わらないことからもわかるように、LEDライトなどのそこにない色を作り出すことは非常に難しい作業です。このように雰囲気や色味が大事なハリウッド映画にとっては街灯が変わることは非常に大きな影響がありました。
街灯をLEDライトに変更することは環境とコストを考慮してLAだけでなく、その他の主要都市でも実際に変更が行われたり、検討しているところが多く、今後トレンドになっていくと見られています。
映画だけにおいてもテクノロジーの変化によって映像演出の幅が広がっていることに目が行きがちですが、古き良きものは間違いなく失われているのです。