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中部電力が東京電力エリアに参戦!その実力は?

中部電力が東京電力エリアにおいても契約ができるというのはご存知ですか??
と言っても多くの方が「これまで契約していた東京電力の方が安心」「変更できると言われても中部電力のことはよく分からないし、、」と考えていませんか??

中部電力の特徴と東京電力との電気料金比較をまとめました。

中部電力の進出エリア

これまでの中部電力エリア

これまでの中部電力の営業エリアは、愛知県、岐阜県、三重県、長野県と静岡県の富士川以西
電力自由化により、最大の需要がある首都圏での電力販売を開始。他社エリアでは東京電力エリアに参戦しました。早速評判になっています。

東京電力エリアに参入!

東京都、神奈川県、山梨県、埼玉県、千葉県、茨城県、栃木県、群馬県と静岡県の富士川以東

なお、自社管内と東京電力管内では価格やサービス内容が多少異なります。
それぞれ分けて見て行きます。

中部電力エリアでのサービス内容

現在の料金プランが「従量(じゅうりょう)電灯B」「従量電灯C」であるならば、「カテエネ」に登録することで、契約プランに応じて新たにお得になるプランが用意されています。

カテエネとは現時点までの電力使用量(当月累計や曜日別・時間帯別でも細かくわかる)や電気料金がリアルタイムで確認する事ができるサービスです。無料で簡単に登録ができます。

中部電力の割引を受けるためには「カテエネ」(無料)に登録する事が前提になります。
割引などのメリットだらけでデメリットはありません。まずはカテエネに登録しましょう。
本記事の比較についてもカテエネに登録することを前提としてご説明いたします。

カテエネポイントとは

「カテエネ」登録時やその後の毎月、更新されるコンテンツをチェックしたり、アンケートに回答いただくと、ポイントをためることができます。

使い方

カテエネポイント」(1ポイント1円)と言われる。電気の支払いにおいて還元率100%、1P=1円ポイントがどんどん貯まる仕組みで、貯まったポイントで電気料金を支払う事が出来ます。
他にも、生活用品、提携先ポイント、ギフトカードと交換することができます。


【出典】中部電力HP
【注意】従量電灯A/B/C、3時間帯別電灯、ピークシフト電灯、時間帯別電灯、低圧高利用契約が対象となります。

1人暮らし向けの「ポイントプラン」は最大1980円お得

従量電灯Bの10~30A契約。主に1人暮らしの人や電気の使用が少ない家庭向け

「カテエネ」登録時に300ポイント付与。2年間で最大1,980ポイント貯まります。

貯まったポイントを電気料金として支払う事が出来るため、2年間で1,980円安く電気を使う事が出来ます。実際の支払単位は100ポイントからで、翌月以降の電気料金から「カテエネポイント」の使用が出来ます。

また、前述のとおり「WAONポイント」「nanacoポイント」、それ以外に名古屋鉄道や静岡鉄道等が独自に発行するポイントカード対しても交換可能です。

つまり、他社のポイントカードに対して「カテエネポイント」で貯まった分をそのまま移す事が出来ます。

「Tポイント」や「JALマイル」の場合やや複雑です。Tカードの場合、カテエネポイントをTポイントに交換して、交換した分のポイントをそのまま電気料金として支払う仕組みです。

カテエネで貯まったポイントをTポイントに移して、電気料金の支払いには充てずに貯める事は出来ません。

一戸建て住宅などの家庭向け「おとくプラン」は最大5580円お得

従量電灯Bの40~60A/従量電灯C6kVA契約が対象です。

ポイントの部分では「ポイントプラン」と変わりません。
「ポイントプラン」では、毎月の電気料金から自動的に割り引かれる仕組みがありません。電気料金を安くする方法は、貯まったポイントで支払うしかありません。

 

「おとくプラン」は、カテエネ会員の場合、毎月150円電気料金から自動的に割り引かれるのが最大の特徴。2年間で3,600円安くなるため、電気料金の支払いを貯まったポイント(1,980円分)を使用すれば、最大で5,580円安くなります。

 

大家族向けの「とくとくプラン」は最大26680円お得

従量電灯C7kVA以上を契約が対象です。

「ポイントプラン」+「おとくプラン」に加えて、1か月の電気使用量が300kWhを超えると単価が安くなるプランです。

一般に1か月の電気使用量が少なければ少ないほど単価は安く、逆に多いと単価は上がります。

本来の従量電灯B・C(両者とも同じ価格)の場合、最初の120kWhまでが20,68円、120~300kWhまでが24,80円、300kWh以上が27,40円と高く、電気使用量が多ければ多いほど電気料金を安くする事が難しくなります。

これに着目した中部電力。300kWh以上については1,4円下げて26.00円にしています。逆に120kWh以下の場合は0,5円の値上げになるため、電気使用量が少ないと損します。電気を使えば使うほど電気料金が安くなりますが、基本的な契約容量が元々大きい事が前提になってきます。

中部電力管内まとめ

東京電力管内では「新カテエネプラン」

中部電力管内の「ポイントプラン」と「とくとくプラン」を合体したようなもので、やはり「カテエネ」に会員登録する事が割引の前提です。

商品名は、「新カテエネプラン」と言います。

なお、「おとくプラン」のように電気料金が自動的に月間150円割り引かれる仕組みはありません。

中部電力にとっては、ライバルの東京電力を意識した内容にならざるを得ず、明確な違いとして、基本料金を東京電力よりも安くしています。下記の表で比較すると一目瞭然です。

東京電力との比較、1年間分

契約容量
東京電力(従量電灯B・C)の月間基本料金
新カテエネプランの月間基本料金

さらに、電気使用量が少なくても多くても、単価を東京電力よりも安くしているため、結果としてかなりお得なっていますね。

東京電力との比較!使用量

新カテエネプランの1kWhあたりの単価
1kWhあたりのお得額

300kWh以上の使用量単価が「4.02円」もお得です。ファミリーであればカテエネポイントがなくても十分な節約ができると言えるでしょう。
ポイントは中部電力管内並みに貯まる事は出来ず、最大でも1,140ポイントに留まっています。

しかし、基本料金や電力使用量の単価が安いため、普通に東京電力と契約(従量電灯B・Cの場合)するよりは、中部電力の「新カテエネプラン」の方が安く、しかもポイントも貯まりやすいのでさらにお得に賢く電気が使える事を示しています。

まとめ

商品や提携ポイントと交換ができるカテエネPがついたり、東京電力エリアでは電気使用量の単価が安くなったりと、とてもお得な「カテエネ」は節約に大きく貢献できそうですね。

しかしカテエネの一番の節約効果は、WEB上で利用明細確認や過去の電気料金の確認(最大で過去2年分)ができたり、自分と似た他の家庭との使用量比較ができるようになる「見える化」にあると思います。

カテエネで自分の電気代を客観的に見ることで積極的な節電に繋げていきたいですね。

最後までお読み頂きありがとうございます。 少しでもお得になりそうと感じましたら、まずは公式ページで今の電気契約と比較、確認をしてみてはいかがでしょうか。
中部電力の公式ページを見てみる