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おいしく節約。IHクッキングヒーターの節約術残り3個

マンションやアパートを中心に、IHクッキングヒーターの普及が進んでいます。また、戸建て家屋のご家庭でも、安全性やお手入れの面から、IH調理機器へと切り替えているところが増えているようです。

ところで、IHクッキングヒーターの経済面についてはどうでしょうか?

料理は毎日のことですから、キッチンでの節約が、家計にも確実な変化を与えてくれます。そこで今回は、IH調理での節約方法を3つ、順にご紹介します。

底面のサイズにあった火力設定を

IH調理器の天板を見てみると、鍋やフライパンを載せる円の中に、同心円状の丸い模様が見えることがあります。

これは、加熱調理のための導電コイルが通っている場所。弱い火力の時には、真ん中の一番小さなコイルだけ、強い火力の時には、真ん中から外側まで、すべてのコイルに電気が通ります。

もし、小さな鍋を使う場合には、外側の大きなコイルは必要ありません。鍋の直径が、天板の直径の半分程度しかないなら、中ぐらいの火力で十分ということ。

サイズに合わせて、使わないコイルを見極めましょう。

あったか余熱調理で、家計にも心にも余裕を

味噌汁やスープといった汁物、おでんやシチューなどの煮込み料理には、余熱調理を取り入れましょう。

鍋の中が煮立ったら、それ以上の加熱は不要です。クッキングヒーターから下ろし、古いバスタオルや毛布など、保温性のある布で鍋をしっかりくるみましょう。

普段の調理時間の1.5倍ほどの間、そのまま鍋を置いておきます。これで、電気を使わず余熱だけで料理を仕上げることができるのです。

沸騰や吹きこぼれの心配がないので、他のことをする時間の余裕もできますよ。

さらに効率アップ!IH圧力鍋なら食材がもっとやわらか

余熱調理の効果をさらに高めてくれるのが、IHクッキングヒーター対応の圧力鍋。

内部を高圧にすることで、食材に味がしみ込みやすくなり、肉や野菜、骨つきの魚などもやわらかに仕上がります。鍋の中の温度が同じでも、IH圧力鍋を使ったほうが、加熱の効率はアップします。

 「ゆでる・炒める」より「蒸す」

IH調理器は、鍋や食材の原子・分子を振動させて熱を発生させます。鍋に接している水分が効果的に熱されるので、少しの水を入れると、それが素早く沸騰し、鍋の中を熱い蒸気で満たしてくれます。

たくさんの水を使って茹でるより、食材に少しの水を加え、フタをして強火で数分加熱する方がスピーディーに仕上がります。茹で汁を捨てることがないので、栄養分もムダになりません。

炒め料理の場合も、油をごく薄く敷き、食材をのせて少量の水で蒸し焼きにした後、フタを開けて水分を飛ばすと、シャッキリと仕上がり、調理時間の短縮にもつながります。

時間とお金を賢く使IH時短調理、ぜひお試しを。