「これからの電力」では、8割以上の人がどのような発電方式によって自分が使う電気が作られているのか気にする、というアンケート調査を特集しました。
CO2を大量に排出する発電や原子力発電はたとえコストが安くても使ってほしくないと考えている人が多いようです。
現在一般電気事業者は、火力発電や水力発電、原子力発電、再生可能エネルギーをコストに見合った割合でミックスさせて発電を行っています。
新電力の強みの一つは環境に優しい発電のみを使って発電し、電気料金に上乗せすることができる点です。
たとえ値段が高くてもクリーンな電気を使いたいというニーズに合致します。今回はそんなクリーンなエネルギーのみを提供するサービスを展開する予定のF-Powerのクリーン電力についてみていきましょう。
F-Powerのクリーン電力供給のシステム
F-Powerはクリーン電力供給に特化したG-Powerという子会社を設立しました。
G-PowerはCO2の温室効果ガスの算定排出量をゼロにした電気を供給します。
つまり、F-Powerの子会社のG-Powerから電気を買えば環境に優しい電気を使用することができるという事です。
では、どのようにしてCO2排出量ゼロの電気だけを提供することができるのでしょうか。実は、G-PowerやF-Powerが大規模な太陽光発電や風力発電の設備を有しているわけではありません。
カーボンクレジットという仕組みを利用することによって、実質的に温室効果ガスの排出量ゼロを実現しているのです。
新電力を選ぶ際にどれだけ環境に優しいのかを基準にされる方も多いでしょう。F-Powerの取り組みは電気の値段よりも電気の質を重視する方にとってはうってつけのプランになるかもしれません。