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最適なエアコンを選ぶ5つのポイント

暑い日も寒い日も、一年間を通して大変お世話になっているエアコン。

1950年代ごろから日本で販売され始め、早60年以上。現代では実に様々なエアコンが多数の電機会社から発売され、機能も便利さも多種多様になっています。いざ、エアコンを新しくしようと思っても何を基準に選んでいいかわからない!!という人は注目です。今回は、機能性はもちろんのこと、電気代もお得なエアコンの選ぶためのポイントを5つをご紹介します。

5つのポイント

エアコンの対応畳数

ライフスタイルや建物の構造に合わせて選ぶことがポイントです。

省エネのエアコン

全てのメーカの同一基準である省エネラベリング性能を見極めることで、より省エネに!

エアコンのグレード(性能)

3段階の性能をしっかり見極めましょう。

暖房機能を重要視しているのなら

ワンランク上の畳数対応エアコンがおすすめ!?

使う部屋別によってエアコンを種別する。

リビング、寝室、子ども部屋ではそれぞれ対応のエアコンは異なります。

それでは、5つのポイントそれぞれの見極め方と選び方のコツをご説明します。

エアコンの対応畳数って選び方のコツは?

家庭用エアコンは、小さいものだと4.5畳や6畳から大きいものでは20畳以上など、それぞれの家庭の部屋の大きさによって対応畳数を選ぶことになりますが、まずこの選択が重要なポイントとなってきます。
店頭販売などでもよく見かけますが、エアコンの性能について省エネ率や能力の等がわかりやすく表になっているので参考にしてみてください。

例えば、”畳数のめやす”の部分には、「冷房時 8~12畳、暖房時 8~10畳」と書いてあった場合

木造の場合

冷房8畳 暖房8畳(戸建て・普通のアパートなど)

鉄筋の場合

冷房12畳 暖房10畳(鉄筋コンクリートマンジョンや団地など)

となりそれぞれ異なります。

これは、木造より鉄筋の方が密閉率が良いためです。また、これは東京を基準とした対応の畳数ですので、もっと暑い地域では冷房を、寒い地域では暖房のパワーが足りるように、1ランク大きめのサイズにするといいです。

また、節約などの気持ちで安いからといって、対応畳数が小さめのエアコンを買ってしまうと、電気代金は高くなってしまい結果的には総コストが上がってしまうので注意が必要です。

エアコンの電気代は設定温度に室内温度が到達するまでが一番時間がかかります。よって対応畳数が小さめのエアコンだとなかなか設定温度に到達出来ず、ずっと電気代が高い状態で稼働することになり電気代が上がってしまうのです。

また、能力(kW)についてですが、この数字が大きいほど、力強く(早く)部屋を冷やしたり、温めたりすることができます。同時期に発売された機種などではそう大差はありませんが、エアコンサイズ選びの際に参考にするといいでしょう。

【関連記事】

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省エネのエアコンはどこで見分ける?

経済産業省、資源エネルギー庁が統一したルールを定めている、省エネラベリング性能というものがあります。エアコンの省エネ性能は、これでどのメーカーも同じ基準で性能を比較することが可能です。

省エネ性能について5段階の★マークで表されています。この★マークが多いほど省エネ性が高く、暖房性能も良く、快適性が高いです。
ちなみに星1つの機種はなく、販売してはいけない決まりになっています。

また、エアコンの省エネ性能を比べるには「省エネ基準達成率」(省エネ基準をどれくらい達成しているか(%で表示))や、「エネルギー消費効率」(APF:冷暖房期間に必要な能力÷冷暖房期間の消費電力量)などがあります。

APFを分かりやすく簡単に言うと、1のエネルギーが何倍になるのかを数値に示したものです。
この数値が大きいほどエネルギー消費効率が優れている省エネのエアコンということになります。

そして、100Vと200Vのエアコンでは、一般的に同じ冷暖房能力の場合では、200Vタイプのほうが省エネ(消費電力が少ない)になります。しかし、100Vのコンセントしかない場合は、200V対応のための電源工事が必要ですので、注意が必要ですね。しかし、畳数が大きいと200Vになる場合があり、その場合は100や150Vでは使えませんので工事必須です。

グレード(性能)によってかなり省エネできる!

エアコンは大きく3つのランク(グレード:性能)に分けることができます。

Aランク(超省エネ機種)

・省エネ性能が高い(主に省エネ性能でいうと★4つ以上)
・暖房に優れている
・自動調整で省エネしてくれる(エアコン自体の能力が高い)

中ランク(ほどよく省エネ機種)

・省エネ性能はCのランクより少し良いくらい(省エネ性能でいうと★3つ程度)
・暖房性能は機種によって差が有るので選ぶときに要チェック
・省エネ機能があるが、Aランクに比べると軽い機能

Cランク(ボトム機種)

・省エネ性能は基準ギリギリで、省エネを売りにはしていない程度(省エネ性能でいうと★2つ)
・暖房機能は一応付いているが、すごく効きがいいとは言えない
・自動省エネ無しか、自分でリモコンで調節するような手動タイプなど

もちろん、ランクがいいほど金額は高くなります!しかし、安いから・・・といってCランクにしてしまうと、その後の電気代がかさみ、約10年使用した場合の費用を計算すると、高くなってしまう可能性もあります。長い期間使うものですから、よく検討して購入することをおすすめします!

暖房機能を重要視したいなら!?

★マークが多い(グレードがいい)ほど、暖房性能もよく、快適性が高い!とお話ししましたが、この暖房機能、よく使うか使わないか(暖かく快適に過ごしたい!か、他の暖房器具もあるしそう重要視していないか)によって選ぶべき畳数、選ぶべき性能が大きく変わってきます。

例)鉄筋10畳の場合

・暖房もしっかり使いたい派!
・鉄筋12畳(冷房)よりワンランク上のサイズ
・省エネ性能★3つ以上(最高5つならなお良し)

→冷房の性能だけでみると12畳でいいか!となりますが、暖房だと10畳性能になりますし、地域によって差もありますので、ワンランク上げて暖房もしっかり効く様なエアコンを選びましょう。
冷房がしっかり効けば暖房は特に問題ないという場合は、上記の鉄筋12畳タイプでも問題ありません。

使う部屋別おすすめエアコン機能

今のエアコンには様々な機能があり、使う部屋によって便利さもいろいろです。ここでは、それぞれの部屋でどんな機能がマッチするのか、おすすめをご紹介します。

<リビング>

リビングはその家の中でも一番広く、一番いる時間が長い場所ですので、上ランク機種がおすすめです。暖房もしっかり使うなら、ゆとりを持った大きめサイズを選びましょう。20畳以上のサイズなど、昔はあまり見なかった大き目サイズも現在では多く販売されています。

<寝室>

寝るだけだから安めで、というならCランクでも問題ないでしょうが、暖房も使い、快適性を求めるならAランク、自動フィルター掃除など、高機能ではないが最低限の必要機能が欲しいならBランクもおすすめです。

<子供部屋>

小さめの部屋である場合(6畳~8畳など)が多く、価格重視でCランクがお手頃です。アレルギーなど空気の奇麗さが気になるなら、Bランクで、機能調整できるタイプにするのもありですね。

まとめ

現在では、家電ショップからネットまで、様々なところでエアコンを買うことができます。多機能で値段もピンからキリまで、選ぶだけでも一苦労。まずはご自宅でどういった機能が必要なのか、どれくらいが予算なのかで選択候補も変わってくるので、家族会議で意見を出し合いながら、家族皆が笑顔で快適に過ごせるエアコンを選べるといいですね!!