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リビングにぴったりな空気清浄機の選び方。大きさ・機能・置き場所のポイントをチェック!

家族で最も長い時間を共有するであろうリビング。

できることなら、家族皆が快適で気持ちよく過ごせたらうれしいですよね。

今回はリビングに設置する空気清浄機の選び方をご紹介します。

リビングに置くのにピッタリの空気清浄機の大きさは?畳数って?

空気清浄機には様々な大きさがあります。空気清浄機に表示されている「畳数」を目安にして、使用する部屋にあわせて購入することが大切です。

目安となる畳数って??

この「畳数(適用床面積)」は、一般社団法人日本電機工業会が定める規格に沿っているのですが、実用性とは少しかけ離れているのでご注意ください。

なぜなら、適用床面積の目安とは、「規定の粉塵濃度の汚れを30分で清浄できるお部屋(※)の広さを表しています。※天井の高さ2.4mで算出しています。」
(引用:https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/kuusei/more_know.html)

とあるように、6畳の部屋に対して6畳タイプを購入したとしても、空気を正常にしてくれるのに30分もの時間がかかることになります。

しかし、消費者としてはもっと早く綺麗になるという期待を持って、空気清浄機を購入している場合が多いです。

その結果、せっかく空気清浄機を購入したのに、予想以上に効果が期待できなかったという残念なことになりかねません。

また、「畳数」の目安は、すべての空気清浄機が同じ規格かというとそうではありません。

日本電機工業会に所属している企業の製品にはあてはまりますが、所属外企業の製品はこの規格に沿った性能表示をしていない場合もあるのです。

ちなみにイオン式はこの性能表示ができないです。そして脱臭性能についても、規格が存在するものの表示されていない場合が多いので、各社を比較するのはとても難しいです。

それぞれのメーカーが独自開発した性能を見比べて、ご家庭の生活環境にあう空気清浄機を選ぶことをおすすめします。

どれぐらいの大きさがいいの??

では、どれくらいの大きさを購入したらいいの?というと、

部屋の大きさに対して大体1.5~2倍を目安に購入するといいといわれています。

小さいから小さい畳数ではなく例えば、6畳なら12畳程度を目安にされるとよいでしょう。

中には3~4倍の大きさを推奨されていることもあります。大きいものに越したことはないので、お財布と相談しながら検討してみてください。


以上を踏まえると、もし初めて空気清浄機を購入されるなら、リビングの畳数×1.5~2倍の空気清浄機が1台あれば、リビングより小さい他の部屋にも移動させて使えそうですね。
どの部屋でも使えるように大きめの畳数を選ぶことが、空気清浄機の効果をしっかり発揮させるポイントです。

リビングに置く空気清浄機のおすすめ機能は?

リビングでは家族みんなが集まる場所であると同時に、それぞれ必要なこと、やりたいことをして過ごしています。

例えば家族が帰宅すれば、外から持ち込んだ花粉やチリやウイルスなどの微粒子が部屋に入り込み、小さい子供が床上数十センチのところで遊べば、ほこりや微粒子を吸い込むことになります。

天気がすぐれない日には窓側の結露や湿気が気になり、料理をすれば匂いが部屋全体についてしまって翌日も匂うなんてこともあります。エアコンをつけても、大きいリビングだと空気中の温度や湿度にもムラが出やすくなります。

5つのオススメ機能

1、吸引粉塵:ほこりや花粉など空気の汚れを吸引してくれます。

2、脱臭:料理や気になる匂いを除去してくれます。

3、除湿:結露や湿気の多い場合のジメジメした空気を快適にしてくれます。

4、加湿:乾燥しやすい場合に、適度な加湿機能で補ってくれます。

5、空気循環:温度や湿度のムラをなくし、綺麗になった空気を部屋中に循環させてくれます。

このような機能があればかなり快適な空間になると思いませんか?

そうなると高性能な空気清浄機が必要になりますが、決して必須ではありません。

ご家庭のリビング環境で必要な機能・不要な機能を考えてみてください。

大きなリビングでも快適に♬置き場所も重要?

どのご家庭でも、リビングの大きさは他の部屋よりも比較的大きい場合が多いですが、上記でご紹介した機能を最大限に発揮できるよう、空気清浄機を設置したいものです。

コンセントがあるから、と安易に設置場所を決めてしまうと、思ったような効果が表れない可能性もありますので要注意です。

では、置き場所にはどのような工夫をしたらよいのでしょうか?

壁や障害物から離して設置する

空気清浄機は、正面から汚れた空気を吸引し、背面から綺麗な空気を輩出するタイプが多いので、
壁にぴったりくっつけていては効果も激減します。必ず壁や障害物に気流が遮断されて染むことのないように設置することが必須です。

人通りの多い場所に置く

部屋の出入り口など、人が通る場所は、外から汚れた空気が充満しています。

花粉やほこり、小さなウイルスを逃さず素早く吸引したいですよね。そのためには、部屋に入ってきたらすぐに吸引してくれる場所に空気清浄機を設置することで、より効果を発揮してくれます。

エアコンの風を利用するとさらに快適に

空気清浄機が1台の場合はエアコンの風を利用できる位置に設置して気流をつくって空気の循環をスムーズになります。

空気清浄機は、汚れた空気を吸引・綺麗な空気を吹き出すことで気流を作り、全体的に空気を清浄化していきます。

空気清浄機1台よりも、その流れを上手く循環させるよう一工夫することで、より効果的に機能が発揮されます。

エアコンがある場合、エアコンの直下に置くといいでしょう。

風が強く設定されている場合は、エアコンと対面側に置くと気流を上手く利用できます。

2台使いが更にオススメ

また、空気清浄機が2台ある場合は、部屋の対角に、吸引口→吹き出し口→吸引口→吹き出し口となるように設置することも気流を上手く利用できる方法の一つでもあります。

まとめ

空気清浄機はどの部屋においても快適なのですが、やはりリビングはどこの部屋よりもまずはじめに設置したい場所です。

家族構成にもよりますが、小さな子供やお年寄りがいる場合には、皆で集まるリビングは大変貴重な場所です。

不快な環境ではみんなでくつろぐこともできません。

今回の空気清浄機の選び方を参考に、皆さんの家庭にぴったりの空気清浄機を探してみてください。

参考サイト
https://www.jema-net.or.jp/Japanese/ha/kuusei/about.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA%E6%B0%97%E6%B8%85%E6%B5%84%E6%A9%9F
http://nichijuko.co/beginner_column49/
http://www.daikinaircon.com/ca/usenet/index.html