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5Gで家電はどう変わる? ~IoTの進展で、すべての家電が情報機器に~


より高速な通信をめざして、2020年を目標に5Gの導入が予定されています。
5Gの導入は情報通信機器の話かと思われるかもしれませんが、そうでもありません。社会が大きく変わる可能性を秘めています。

その中でも、家電はデジタル家電だけでなく、白物家電も情報通信機能が搭載され始めています。そしてIoT家電として、ホームネットワークやインターネットにつながるということが考えられています。

5Gで家電はどのように変わるのでしょうか。実は、その変化はすでに始まっています。その内容を見ていきましょう。

5Gで家電はどう変わる?


5Gは高速であることに加えて、大容量・低遅延・多くの機器が接続可能といった特徴を持っています。これにより、家電も大きく変わることが期待されます。

1.デジタル家電

パソコンやタブレットなどの通信機器や、テレビなど電波を利用する製品は、5Gによる高速化の恩恵を直接受ける家電です。

より多くの情報を受け取ることによって、これまでよりもきめ細かい映像を楽しむことができるでしょう。

それでは、カメラやビデオカメラ、ラジカセやラジオ等、通信回線と直接つながっていない製品はどうなるでしょうか?

ラジオやカメラ等の機能は、スマートフォンに代替されるかもしれません。

現にこれらの機能を搭載した機器も多数発売されています。

一方、スマートフォンで搭載できない機能を持ったデジタル家電は、後に述べる白物家電と同様に通信機能が搭載され、IoT機器として活用される方法に進むことが考えられます。

またラジカセにも通信機能が搭載され、IoT機器として活用されるかもしれません。ここは消費者のニーズがあるかどうかにかかっているといえるでしょう。

現在は数千円台で販売されている製品が多数ですから、安さを求め続ける限りラジカセのIoT化は難しいかもしれません。

2.白物家電

白物家電はルンバやデロンギヒーター等、一部でIoT化の動きがあります。

こういった家電は基本的にはコンピュータ搭載機器であっても、他の機器やルーターとの通信は不可能というものが多いでしょう。

しかし、5Gでは多くの機器が接続可能となり、こういつた白物家電のような通信量の少ない機器用の回線も用意される見込みです。

このため、ルンバのように外部との無線通信機能を備えた白物家電も増えるでしょう。

外出中でもスマートフォン端末から電源を入れたり、室温など室内の状況を確認できる機能も標準搭載されるかもしれません。

一方で、白物家電の売りは簡単に操作できることでもあります。

消費者の中にはなるべく単純な機能を求める方も多いですから、白物家電についてはIoTに対応した多機能な製品と、IoT非対応でシンプルな機能の製品に二分化されるかもしれません。

IoTの実例~未来を先取りした製品~

5Gにより、特に白物家電のIoT化が身近なものになります。

しかし現在でも、IoT化された家電がいくつかあります。これらは未来を先取りした製品といえます。どのようなものなのか、ここで確認していきましょう。

1.お掃除ロボット「ルンバ」


ルンバ980や960などの製品では、スマートフォンアプリからルンバの操作をしたり、清掃状況を確認したりすることができます。

外出先からでもいつでも掃除の指示が出せますので、急な来客がある場合や外出中に掃除しておきたい場合に便利です。

またスケジュール機能もありますので、決められた時刻に自動で掃除を開始することもできます。

2.オイルヒーター「デロンギ・マルチダイナミックヒーター」


オイルヒーターのデロンギ社も、iPhone限定ながらアプリで操作可能な機種を発売しています。しかも電源ON/OFFや温度調節など、本体で操作できることはすべてアプリでできる優れものです。

また、iPhoneに話しかけるだけでオイルヒーターの操作が行える機能も搭載されています。

3.Google Home


2017年に日本で発売開始されたGoogle Homeは、アシスタント機能を搭載したスピーカーです。

それ単体でもインターネットに接続することにより、あなたが知りたいことを検索して教えてくれます。

またホームオートメーション機能を利用することにより、ネットワークにつながっている他の家電を操作することもできます。

5Gで実現が予想される例


5Gが普及すると、家電は以下のように進化することが予想されます。その一例をあげてみましょう。

1.冷蔵庫

どの家庭にも、冷蔵庫の中の常備品があるでしょう。

これまでは常備品が無くなったらその都度買いに行かなければなりませんでしたが、IoTが進めば冷蔵庫から自動的に注文することもできるようになるかもしれません。

あるいは一歩進めて、冷蔵庫の中の食品と近隣スーパーの売り出し品をもとにその日のメニューを提案して、ボタンを押せばそのまま近隣のネットスーパーに注文し、配送してもらうというサービスも考えられます。

これは、子育てや介護等であまり自宅を離れられない人に便利なサービスですので、実現するとニーズが高いサービスの一つとなるのではないでしょうか。

2.炊飯器

炊飯器はご飯を炊くだけであり、IoT化の余地は少ないのではないかと思うかもしれませんが、そうでもありません。

例えばクラウド上に保存したスケジュールと連動して、出発時刻に間に合うようにご飯を炊き上げるといったことが考えられます。

日々異なるスケジュールで動いている人でも対応できますから、いちいち毎日炊飯予約時刻を変更して・・・という手間もかかりません。

また夜に洗米済みの米が入っているかチェックして、翌日朝早く出かける予定の場合は音声やスマートフォンに通知を出すといったことも考えられます。
もっとも、これを親切ととるかおせっかいと取るかは人それぞれでしょう。

3.冷暖房家電

冷房や暖房家電も、クラウド上のスケジュールと連動して便利な機能を提供できる家電の一つです。

例えば、スケジュールと連動して、帰宅時刻にちょうどいい室温になっているように冷暖房の運転を開始するということが考えられます。
またGPS機能を使い、自宅に近づいたら自動的に冷暖房の運転を開始するという機能も搭載されるかもしれません。

まとめ~5Gは、より生活を便利に~


5Gの普及は、単に回線速度が向上したり、スマートフォンの応答が良くなることにとどまりません。さまざまな機器がインターネットにつながることを可能にし、IoTを普及させる原動力となるでしょう。

一日のスケジュールを登録しておけば、それにあわせて家電が動作する未来がやってくるかもしれません。特に忙しい方や、育児や介護に追われる方にとって大変便利なサービスとなるでしょう。

またこれまでにないものとして、家電の方から「今日のメニューはこれでいかがですか?」などといった提案がされるかもしれません。

日常の雑事を家電に任せられる機能といえるでしょう。

もっとも、IoT化した家電は機能が複雑になりがちです。メーカーはなるべく簡単に操作できるように工夫すると思いますが、なるべくシンプルな機能を搭載した家電の需要も一定数は見込めると思います。

ともあれ、すでにお掃除ロボットなとでIoT家電は発売されています。ご興味のある方は時代を先取りする意味でも、使ってみてはいかがでしょうか。

参考:
NTTドコモ、パナソニック「5Gに向けた研究開発のご紹介」
businessNetwork.jp「ファーウェイの上海ラボに潜入! 5G工場やNB-IoTの白物家電」
野村證券「次世代通信システム5Gが実現する「SFマンガみたい」な世界」
hKDDI
次世代通信システム「5G」で、私たちの生活はどう変わるの?
ビックカメラ.com「今、人気のおすすめIoT家電をご紹介!」
デロンギ「マルチダイナミックヒーターWi-Fiモデル」
東京急行電鉄「Google Home を介したインテリジェントホームの新機能を提供開始」
イッツ・コミュニケーションズ「インテリジェント ホーム」
アイロボット「iRobot HOMEアプリ」