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J:COMが2016年4月より提供を開始する電気料金プランを発表しました。ユーザーの生活スタイルやビジネスニーズにあわせて、テレビ、インターネット、電話などのサービスと電気のセット割として大きな注目を集めています。
提供エリアとしては、東京電力管内である関東エリアから、関西、九州、札幌、仙台エリアとなっていて、J:COMの既存の顧客をしっかり取り込みつつ、新規の顧客獲得を目指していくようです。今回は電気の小売販売の最激戦区と言われている関東圏内で、最大のライバルとなりえる東京電力との電気料金を比較してみたいと思います。
両社のプランを比較してみました。
比較する料金プランは、両社が一般家庭向けのプランとして用意している、
【東京電力】従量電灯B
【J:COM】 J:COM電力 家庭用コース 従量B
まずは基本料金から比較!
契約容量 | 東京電力 | JCOM |
---|---|---|
10A | 280.80円 | 280.80円 |
15A | 421.20円 | 421.20円 |
20A | 421.20円 | 421.20 |
30A | 842.40円 | 842.40円 |
40A | 1123.20円 | 1123.20円 |
50A | 1404.00円 | 1404.00円 |
60A | 1684.80円 | 1684.80円 |
基本料金は東京電力とJ:COMでは一同じ金額!
次は電力量料金
電力量料金 | 東京電力(従量電灯B) | JCOM |
---|---|---|
最初の120kWhまで(第一段階) | 19.43円 | 19.41円 |
120~300kWh(第二段階) | 25.91円 | 25.65円 |
300kWhを越える(第三段階) | 29.93円 | 26.93円 |
全ての段階料金でJ:COMの電気量料金が安い!
第1段階料金
J:COMが0.1円安い
第2段階料金
J:COMが0.26円安い
第3段階料金
J:COMが2.99円安い
このようにすべての段階で東京電力よりもJ:COMの方が電気料金が安いことがわかります。
次は実際に電気料金を計算してみます!
実際の電気料金を算出してみる契約容量40A・月間の電気使用量を350kwhとして算出してしましょう。東京電力の場合基本料金 :1123.20円
電力量料金
1段階 :2331.6円(120kwh×19.43円)
2段階 :4663.8円(180kwh×25.91円)
3段階 :1496.5円(50kwh×29.93円)
合計:9615.1円
J:COMの場合基本料金 :1123.20円
電力量料金
1段階 :2319.6円(120kwh×19.33円)
2段階 :4617.0円(180kwh×25.65円)
3段階 :1347.0円(50kwh×26.94円)
合計:9406.8円
このようにJ:COMと東京電力の電気プランではJ:COMのプランの方が基本料金は同じで、電力量料金が安いので、200円以上安くなります。
J:COMの電気料金は第3段階が東京電力に比べて10%程安いのでたくさん電気を使う家庭ほど電気料金は東京電力に比べて安くなるでしょう。
次は、セット割について!
“テレビ・インターネット・電話と電気のセット割”
J:COMの電気料金プランに加入するためにはテレビ・インターネット・電話とJ:COM電力がセットになった「電力セット」に加入する必要があり、J:COM電力のみの加入はできないのが現状です。
そのため既存のJ:COM顧客にとっては非常に魅力的なプランと言えるでしょう。
J:COM一押しの「スマートお得プラン160 電力セット」は、J:COMのテレビ(77チャンネル以上)、インターネット、電話、そして電気がセット使えるプランで、月々の支払額が1000円前後お得になるようです。
提携先の情報はこちらをご確認下さい。(J:COM HPに移動します)
新電力が続々と電気料金プランを発表しています。energy-naviでは今後、ユーザーと電気料金プランを結び付けるマッチングシステムを提供予定ですので、是非ご活用ください