花粉症の電気治療ってなに？
毎年春先になると花粉症に苦しめられている人も多いことでしょう。
花粉症で頭が重くて辛いけれど薬を飲めば眠くなるし、という症状は一生治らないと諦めている人もいます。
しかし最近では電気を利用した花粉症治療が進められています。
花粉症を電気で治療する方法としては、大きく分けて2つあります。
レーザー治療で花粉症を治そう！
花粉症の電気治療の1つはレーザー治療です。レーザー治療は医療用レーザーにより鼻の粘膜の表面を焼却する、花粉症の治療法です。
アレルギー反応を起こす神経などを焼き切ることで症状を改善させる効果があります。
レーザー治療の中にも幾つかの方法がありますが、最近では「炭酸ガスレーザー」は外来での手術が可能になっています。
高周波電気療法で花粉症を治そう！
花粉症の電気治療の二つ目は高周波電気療法です。高周波電気療法は、鼻の粘膜に医療用電流を流すという治療方法です。
電流の刺激によりアレルギー性質の粘膜を正常な状態に変える効果があります。
高周波電気療法も外来で行うことができますが、痛みが強いので麻酔を使用することになります。
どちらの治療の方が花粉症が改善するのか
花粉症で辛い思いをしている人はとにかくこの症状と薬漬けから逃れたい、と思うものですよね。
どっちの治療がよりいいのかという質問には人によって異なるので、正直なんとも言えません。
ただ、医師に相談するとまず痛みや出血の少ない「炭酸ガスレーザー」から始めることを勧められます。
もしレーザー治療で効果がない場合に高周波電気療法を考えるのが一般的です。
どちらの手術も完全に花粉症がなくなる訳ではありませんが、人によっては永久に改善される人もいれば数年で元に戻る人もいます。
症状が軽減する、薬の量が少なくて済むということを期待するものであると心得ておきましょう。