春から一人暮らしを始めるという人は、電気代がいくらかかるのか気になりますよね?もちろん環境やその人のライフスタイルによって、電気代に開きがでます。
一人暮らしの平均電気代は?
今回は、「学生」と「社会人」に分けて平均的な電気代を見てみましょう。
やはり、夏と冬は割高になりますね。あくまで個人差がありますので、もっと高い方や安い方いらっしゃると思いますが、一人暮らしの平均電気代は大体5,000円前後と考えておくといいでしょう。
学生 | 社会人 | |
春・秋 | 3,000~4,000円 | 2,000~3,000円 |
夏・冬 | 7,000~8,000円 | 4,000~5,000円 |
手っ取り早く電気代を節約したい方
一番簡単に電気代を下げる方法は契約アンペアを下げる事です。これは断言します。契約アンペアって何?って声が聞こえてきそうですが、アンペアというのは「一度に使える電気の量」と思ってください。契約アンペアごとに基本料金が設けられ、アンペア数が大きくなればなるほど基本料金が高くなります。
ではそれぞれのアンペア数から下げるといくら節約になるのかまとめてみましょう。
アンペア数変更での節約
今の契約 | 変更先 | 月々 | 年間 |
60A | 10A | 1,403 | 16,838 |
15A | 1,263 | 15,154 | |
20A | 1,122 | 13,469 | |
30A | 842 | 10,099 | |
40A | 561 | 6,730 | |
50A | 280 | 3,360 | |
50A | 10A | 1,123 | 13,478 |
15A | 983 | 11,794 | |
20A | 562 | 6,739 | |
30A | 842 | 10,109 | |
40A | 281 | 3,370 | |
40A | 10A | 842 | 10,109 |
15A | 702 | 8,424 | |
20A | 562 | 6,739 | |
30A | 281 | 3,370 | |
30A | 10A | 562 | 6,739 |
15A | 421 | 5,054 | |
20A | 281 | 3,370 | |
20A | 10A | 281 | 3,370 |
15A | 140 | 1,685 | |
15A | 10A | 140 | 1,685 |
東京電力 従量電灯Bをもとに算出しています。
最大で約16,000円も削減できる!と思ったあなた。
確かに60アンペアの人が10アンペアに契約を下げたら、そりゃ基本料金は下がります。ただし、現実的ではありません。60アンペアと同じような生活を続けていたら、ブレーカーがバンバン落ちてしまします。
現実的な見直しは-10アンペア
現実的に契約アンペアを切り替えるとすると、現在の「契約アンペア-10アンペア」を基準に考えるといいでしょう。
どんな組み合わせで何アンペアになるの?
それぞれのアンペア数について家庭にある家電の組み合わせを考えてみましょう。
各家電の使用アンペア数
IH | 25A |
暖房エアコン | 20A |
電子レンジ | 15A |
クーラー | 14A |
アイロン | 14A |
炊飯器 | 13A |
食器洗い機 | 13A |
ドライヤー | 12A |
電気カーペット | 8A |
掃除機 | 6A |
テレビ | 3A |
冷蔵庫 | 2.5A |
洗濯機 | 2A |
60Aの場合
エアコン(暖房使用)+テレビ+ドライヤー+IHで60Aです。
50Aの場合
エアコン(暖房使用)+テレビ+ドライヤー+掃除機で50Aです。
40A場合
IH+電子レンジで40Aです。
30Aの場合
電子レンジ+炊飯器+洗濯機で30Aです。
20Aの場合
電子レンジ+テレビ+洗濯機で20Aです。
15Aの場合
電子レンジのみで15Aです。
10Aの場合
ドライヤー・電子レンジは使えません。
こうしてみてみると30A以下はあまり現実的ではありませんね。
一人暮らしの平均が30Aなのも頷けます。
契約変更は手間がかかるので少し面倒という人もいると思いますが、アンペア契約を変更する方が電気代を節約するよりもずっと楽に節約ができます。ですので、まずは、アンペア数を変更してみましょう。また、同じ家電でも出来るだけエコな家電を使えば同じ家電でも平均使用量を下げる事が出来ます。新しく一人暮らしにあたり、新しい家電を買う場合は、出来るだけ電気使用量が少ない家電を選ぶと良いです。
他にも、日中家にいる人といない人では当然使用量は変わってくるのですが、一人暮らしですと、働いていたり、学校に行っていたりで、日中は家にいない人が多いです。
特に、冬や夏の冷暖房が電気代を大きく作用するといってもいいので、冷暖房をどうやって減らすのかがポイントになります。
このように、一人暮らしを考えている人は、平均電気代を知っておき、その電気代を目指して生活してみましょう。また、自分なりに出来る事から節電をしていくのが、電気代を安く押さえるポイントです。