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2020年 さようなら、蛍光灯

蛍光灯

2020年、身の回りの灯りから蛍光灯が姿を消すかもしれません。親しみある蛍光灯に、一体何が起きたのでしょうか?

蛍光灯の未来を決めるのは、水銀

以前「LEDってどんなものなの?普通の電球との違いは?」で白熱電球、蛍光灯、LEDの発電原理を紹介しました。

そこでも少し触れましたが、蛍光灯には水銀ガスというものが使われています。

水銀と言えば、水銀による環境汚染が原因で1956年、熊本で発生した水俣病が有名ですね。

こういった公害を習って、水銀は人体、環境共に有害であるとして2020年を目途に世界的に水銀使用の規制が始まります。

この規制は水銀及び水銀を使用した製品の製造と輸出入を禁止する水俣条約によるものです。

水銀を用いない蛍光灯が発明されない限り、現段階では蛍光灯は規制対象のためいずれ蛍光灯は私たちの周りから姿を消すでしょう。

教室の照明に使われていたことから、学生時代は多くの方が蛍光灯に馴染みがあるかと思います。

そんな蛍光灯がもう見られなくなると考えると、どこが物寂しい気もしますね。

蛍光灯が無くなっても白熱電球があるじゃないか、と思うかもしれません。

白熱電球はその発電原理上熱と光を生み出すため、熱と光両方が求められる温室のビニールハウスなどでは需要が高いです。

しかし、発電効率が悪いため電気の無駄遣いとなり環境に悪いとして政府の指導で生産自粛が始まり、実際に白熱電球の生産を辞めている大手メーカーも多々あります。

つまり、灯りの希望はLEDに託されたという訳です。

2020年を境に、遂にLEDの時代が到来するかもしれませんね。