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鹿児島県で地産地消を。【鹿児島電力株式会社】

鹿児島電力株式会社 代表者・脇田克郎

 

地元で創った電力を地元で使う。支払った電力料金の金額に応じて、地元の商店街などで使えるポイントや商品券として還元される。「電力を通じた地産地消で地元が活性化される仕組みができれば」と考えたことはないだろうか。

 

そんな願いが鹿児島県の新電力・鹿児島電力株式会社(鹿児島市・脇田克郎社長)で実現するかもしれない。「鹿児島で作り 鹿児島で使う」と鹿児島県内での地産地消をスローガンに、平成27年7月に設立された新電力だ。

 

鹿児島県内での電力の地産地消を掲げる同社は、太陽光を中心とした電源構成で電力を提供する予定だ。不足分に関しては、一般電気事業者による常時バックアップやJPEX(卸電力取引所)から仕入れた電力を組み合わせ提供する。既に電力小売りに必要なライセンスも申請済みで、HPでは2016年4月に自由化される低圧部門の事前予約も開始しており、自由化に向けた準備を着々と進めている。鹿児島県での取組を加速させている同社の下村氏(同社事業部長)に話を聞いた。

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設立経緯

鹿児島県内の「地産地消」を実現させる

別会社「株式会社EPS」(以下、EPS)で行っていた、太陽光発電施工販売・蓄電池施工販売・新電力事業部の新電力事業部を「鹿児島電力株式会社」として独立させた。EPSで培った再生可能エネルギーである太陽光発電の施工販売や蓄電池施工販売などの、知見とノウハウを生かして地域のために何かできないかと考え、「新電力事業」に参入する事にした。

鹿児島電力 本社外観

企業理念 

経営理念として3点掲げている。

「私達は感謝の心でクリーンエネルギーの普及に努め新電力事業のリーダーを目指します」

EPSで培った知見とノウハウを生かし、クリーンエネルギーの普及と新電力のリーダーを目指すという意味が込められている。

 

「私達は互いに力を合わせ地域に根差したオンリーワンの企業創りを目指します」

地産地消を実現するためには、地域に根差したサービスが必要だと考えている。ただ単に、地域内で発電した電力を届けるだけでは、本当に地域に根差したサービスとは言えないと思う。だからこそ、地域の店舗などと連携して、電力を通じた地域の活性化ができる仕組みを検討し、鹿児島でオンリーワンの企業を目指している。

 

「私達は全てのふれあいを大切にし誇りと夢をもって自己実現できる人間性豊かな集団をめざします」

我々の電力を使ってくれる皆様とのふれあいを大切にする事が、地域全体のふれあいにつながっていくと考えている。鹿児島県に電力を提供しているという誇りを持ち、地産地消・地域活性化を電力部門から実現させていきたいと思っている。

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事業説明

3つの事業「電力小売り事業」「メンテナンス事業」「再生可能エネルギー買取事業」

電力小売り事業 

高圧・低圧ともに、まずは鹿児島県内を対象に供給を行う。電力料金については、九州電力より安い単価で提供する予定だが、価格だけをメリットにするのではなく、鹿児島県内での地産地消による地域活性化に貢献することを第一の目標に小売りには取組むつもりだ。

 

法人・個人問わずに鹿児島県内のお客様全てが供給対象

高圧に関しては既にホテル・旅館、工場、養鶏場などへ提供を開始しており、好評いただいている。鹿児島県内の会社は、どこも地域への想いが強く、電力の切り替えニーズはまだまだあると思っている。今後も、県内の商業施設や自治体等への高圧販売で、地域に貢献していきたい。低圧に関しては、提供開始が2016年4月のため、現状はHPでの事前予約を開始している状況だ。高圧、低圧含めて地域の電力を使いたい皆様にしっかり電気を届けられるように、しっかりやっていきたい。

 

メンテナンス事業

鹿児島電力に発電した電力を売ってくれるお客様を対象として、発電設備のメンテナンスを無料で行う。

売電者がいる事で地産地消が可能になると言っても過言ではなく、我々にとっては電気需要家と同じくらい大切なお客様だ。そんなお客様と永続的にお付き合いしていきたいという想いから、本事業を開始した。売電者であれば、我々のグループ会社であるEPSで敷設工事をしたお客様以外の、設備も同様にメンテナンスを行う。

 

再生可能エネルギー買取事業

鹿児島県内にお住まいで発電設備をお持ちの方に対して、再生可能エネルギーの買取を行う。メンテナンス事業のところでもお話ししたが、売電者がいて初めて地産地消や我々の事業が成り立つ。そのため、国による買取価格よりも1円~1.5円のプレミアを付けた価格で買取りを実施している。買取期間等は現在未定だが末永くお付き合いいただけるよう可能な限り続けていきたい。

 

地産地消と地域活性化

『地元で使用可能な商品券発行』『使用料に応じたポイント制(Kポイント)』

地産地消による地域活性化を行う上で、地域の商店街や企業との連携は必須と考えている。企業理念のところでも申し上げたが、鹿児島県内での電力の地産地消を行うことは大前提とし、電力を通じて鹿児島県の全体の発展に貢献したいと考えている。具体的な取組としては、「使用料に応じたポイント制(Kポイント)」だ。電力使用料に応じて地域内の店舗などで使えるポイントや商品券を発行する事で、電力を通じた地域活性の手助けを行いたいと思っている。スタート段階は町単位での取組になるが、将来的には鹿児島県全域でやれればと考えている。今までは、地域独占で鹿児島県であれば九州電力からしか電力供給できなかったが、自由化に伴い電力の供給先を電気需要家が選べるようになった。地域で発電した電力を使いたいという声は早い段階から聞こえてきているし、鹿児島県に本社を設けている当社が地域活性化などの取組を積極的に展開し、少しでも鹿児島県に貢献できればいいと考えている。

 

(energy-navi編集部・佐藤洋平)

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鹿児島電力株式会社

代表者 :脇田 克郎

設立  :2015年7月

本社  :鹿児島県鹿児島市平之町11-1

Web  :http://www.k-epco.co.jp/company.html

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