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高圧電力のシェア拡大を続けるエネットとは

電力自由化 エネット

高圧電力の自由化 

今話題になっている電力小売市場と違って、高圧電力の自由化は静かに開始しました。

事業用の高圧電力市場は、2003年までに完全に自由化されました。

自由化されてから10年以上経ちましたが、現在はどのような市場になっているのでしょうか。

現在の高圧電力市場での新電力のシェア

高圧電力市場において、現在約4%の需要家が新電力と契約しています。

では、新電力の中での各企業のシェアはどうなっているのでしょうか。

 

 引用元:http://www.ennet.co.jp/about/electricity/index.html

エネットがシェアの約半数を占めているという状況になっています。

新電力として47社が参入した中でエネットが今のところトップのシェアを誇っています。契約数としてはエネット単独で約1万9000件を獲得しています。

 エネットとは

そもそもエネットとはどんな会社なのでしょうか。

合同出資により設立

エネットは2000年7月7日に設立されました。NTTファシリティーズ、東京ガス、大阪ガスの3社が出資して設立されました。

EnergyとNetworkを掛け合わせた造語を社名として掲げています。

北は北海道から、南は鹿児島まで全国広範囲にわたって高圧電力の供給を行っています。

東京ガス・大阪ガスが所有する火力発電所をはじめとして全国150か所以上の電源を利用してサービスを展開しています。

自社が持つ発電施設を使って発電した電気を、コストを削って供給することから、低価格を実現することができています。

また、燃料の大半は天然ガスを使用していることからクリーンな発電も実現しています。

      

 引用元:http://www.ennet.co.jp/about/electricity/index.html

エネットのシェアの推移

  

 引用元:http://www.ennet.co.jp/about/electricity/index.html

エネットの契約数は年々伸びており、2014年度には約1万9000件を達成しました。官庁や市役所、公立の学校など公的な機関への導入も進んでいます。

東京都は所有する施設の内の3割以上を新電力に切り替えるという方針を打ち出していることなどもありこれからも契約件数は伸びていくでしょう。

コスト削減が達成できる上に、クリーンな電力を安定して使用することができるエネットに魅力を感じて切り替えを決断している例が多いようです。

小売市場へ参入

2016年に自由化される電力小売市場にも参入することをすでに発表しています。

東京ガス・大阪ガスが持つガスの既存顧客や高圧電力の供給ノウハウなどを生かして展開していく予定です。

小売に関してもシェアトップの有力候補として注目されています。

 

参照元:http://www.ennet.co.jp/index.html