食肉店を開業するまでの準備
食品関係の基本！！
食肉店と言えば通常のスーパーとは違い良い肉が置いてありグラム単位での量り売りが出来るため少々の食肉でも購入出来る非常に便利なお店です。しかし食肉店を開業するとなると様々な開業するまでの準備が必要になります。まず必ず食品衛生法許可を取る必要がありますし、肉を加工して販売する場合には食品衛生管理者を必ず常時一人は置いておく必要も出てきます。特に食肉の場合、近年問題となった生食用の肉の販売に関しては厳しい取り決めがありますので、違反とならないようにしっかりと肉の知識等を得ることも開業するまでの準備としては重要なポイントとなります。食品衛生における許可に関しては、食肉を販売する店舗が出来上がり、その後に立ち入り検査があって初めて許可が下りますので、開業するまでの準備として清潔な状態を確保できる店舗の建設や改築が重要になります。それと食肉を仕入れるためのルート開拓も重要となり、食肉卸市場への出入りが可能になる状態を作り上げておくことも必要となります。
食肉店を開業するための費用とコスト
気になるお金の話
2.38334e+007食肉店を開業するための費用としては、初期投資として約500万円程度は最低でも必要となります。これは食肉を陳列するための陳列ケースや食肉を加工するための調理場設備、肉を保管しておく冷凍庫や冷蔵庫と言った機器の代金に加え、店舗の内装や外装に必要な費用、衛生面を維持するために必要な設備の費用などに必ず必要となるお金です。それらが準備できなければ食品衛生許可も下りない可能性がありますし、何より食肉を加工することもできませんので設備に関しては多少力を入れたほうが良いでしょう。食肉店の運営コストに関しては、基本的には食肉を冷蔵・冷凍保存するための機器使用にかかる高熱費が大半を占めます。それと加工をする場合の調理器具の消毒などの費用なども必要になります。食肉の原価率に関しては0.7～0.8程度と言われていますから、2割～3割程度が粗利となります。しかし肉をどのような形で仕入れるかによっても仕入れ金額は異なりますし、半身などの大きな状態で仕入れると言うのは確かに仕入れ金額に関しては押さえることが出来ますが、そこから枝分けして不要な部分を取り除くと言う作業も必要になるため、良く考えて仕入れないと余分な部分が多すぎて結果的に原価率が高くなったということも考えられます。
食肉店を開業する場合の注意点
食肉店を開業する場合の注意点としては、やはり衛生面に最大の注意を払うことが重要になります。もし衛生面を気にせずに販売をして食中毒などが出てしまうと、信頼を失うばかりではなく賠償問題に発展する恐れもあります。その為気を抜かず衛生面だけには常に最新の注意を払うようにしましょう。