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食洗機、どのくらいつめれば手洗いよりお得?

Washing-up in office kitchen sink

食器洗いに便利で、節水にもなるという食器洗浄機。

しかし、動かす時には電気を使いますし、ごく少量の食器洗いなら、手洗いで済ませてしまった方が良いこともありそうです。
いったいどの程度の食器が詰まっていれば、食洗機の使用がお得になるのでしょうか?様々な光熱費のデータを元に答えを出してみました。

計算方法:手洗いにかかる時間を基準に考える

食洗機にかかる光熱費は、内容量に大きく左右されずほぼ一定。一方、手洗いの場合には、食器の量=洗う時間 にほぼ比例して光熱費が上がっていきます。そこで、手洗いにかかる時間を目安として、食洗機が「お得」になるボーダーラインを見極めることにします。
まずは、食洗機にかかる水道代と電気代を計算してみます。

(1)水道代:1.5円 ※1立方メートル(=1000リットル)当たり150円、1分間(約13リットル相当)の使用と仮定
(2)電気代:25円 ※1kWh当たり25円、洗浄〜乾燥までフル使用と仮定

食洗機1回の合計金額は26.5円となります。
一方、1分間の手洗いにかかる水道代と給湯費は、以下のようになります。

(1)水道代:約2円
(2)給湯費:約4.4円(都市ガスの場合)、約9円(プロパンガスの場合)

合計金額は、都市ガスの場合6.4円、プロパンガスの場合は11円です。

プロパンガス世帯では2分半、都市ガス世帯では4分の手洗い量がターニングポイント

では、手洗いのコストが食洗機を上回ってしまう、「食洗機の方がお得」な量はどの程度でしょうか?プロパンガスを使っている家庭の場合、手洗いが約2分半を超えそうなら、食洗機の方がお得。都市ガスの場合には、手洗いで4分かかりそうなら食洗機に切り替えましょう。
ただし、もし手洗いにお湯を使わないのであれば、13分までは食洗機よりも手洗いがお得です。普段の手洗いスタイルを振り返って、賢く低コストで食器洗いをしていきましょう。