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電線の仕組み② ~地中送電線~

地中送電線

架空送電線で都市近くの変電所まで運ばれた電気は地中送電線を通って都市内にある次の変電所へと運ばれます。

架空電線がその名の通り空中を通っているのに対して、地中送電線は地面の下を通っています。

 

地中送電線のケーブル

架空送電線は空気やがいしを絶縁体として安全性を守っていました。

一方で、地中送電線の方はケーブルに絶縁体を直接まきつけて絶縁しています。

 

地中送電線のしくみ

 

地中送電線が地下を通る理由

地中に穴を掘ってケーブルを通すとなるとコストかかるし保守も大変そうという印象を受けると思います。

では、なぜ地中送電線はわざわざ地下を通しているのでしょうか。

人口密集地帯での安全性をより高めるため

気候などの影響を受けずに安定して電気を運ぶことができるため

都市内の変電所が地下にあるため

このような理由でわざわざコストのかかる地下にケーブルを通して送電しているのです。

 

 

都市の中で高圧電線を見かけることはほとんどありません。

しかし、私たちが使う電気は地中を通って安全に届けられていたのですね。

 

参照元:http://www.chuden.co.jp/kids/kids_denki/okuru/chichu/