電気自動車が日本でも普及してきていて大きな注目を集めていますが、もう電気自動車は時代遅れなのかも…。
現在パリで開催中の「パリ航空ショー」で欧州の航空機製造大手のエアバスが開発した2人乗りの電気飛行機「E-Fan 2.0」が披露されているので紹介します。
電気飛行機の概要
電気飛行機の試作機は機体の大半が炭素繊維の複合材製で、重さはわずか約600キロです。蓄電池を機体に積み、電気モーターでファンを回して飛ぶ仕組みです。蓄電池は両端の長さが約11メートルの翼の内部に搭載されています。
電気飛行機のメリット・デメリット
電気飛行機のメリットとしては飛行中に二酸化炭素などの温室効果ガスを出さないため環境にいいことや、騒音もほとんど出ないところです。また、上空の場合、天候の影響などがあまりないため電気飛行機に太陽光発電機などをつけるなども検討されている。
またデメリットとしては連続飛行時間が現在はまだ1時間しかないところです。
電気飛行機のこれから
今回展示されている電気飛行機「E-Fan 2.0」は2011年に開発が始まり、初代の試験機が2014年に初飛行しました。今回展示されている電気飛行機は2代目で実際に17年後半に発売することを視野に入れています。用途としては航空学校のパイロットの訓練用などが挙げられます。
エアバスは今後4人乗りの電気飛行機を開発予定で、2050年までには100席クラスの初の電気飛行機の旅客機にの投入も視野に入れています。コストとエコを常に追求した次世代の電気飛行機の誕生はもうすぐそこに来ています。