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電気代節約で契約を変えたら、ブレーカーが頻繁に落ちるようになった人の話…

Hospital staff, focus on doctor in foreground

電気代の節約方法の一番簡単な方法で、アンペア数を下げるという方法が至る所で紹介されています。実際、このenergy-naviでも「アンペアで電気代を節約する裏ワザ」として紹介したりしてきました。確かに、アンペア数を下げると電気代を下げると基本料金が下がり、電気代の節約につながります。しかし、アンペア数を下げすぎるとブレーカーが落ちることが多くなってしまいます。今回はその節約方法を実践したSさんの話です。

一番かんたんな節約方法を探していたSさん

Sさんは20代男性、独身の会社員です。昼間はIT系の会社で働き、家には夜しかいない。そんな生活を続けていました。普段の電気代は3000円程度。真夏や真冬のエアコンを多用する時期だけ4000円近くになっていました。生活に事欠かない生活を送っていたSさんは節約など考えたこともありませんでした。しかし、携帯の契約を切り替えたのをきっかけに、Sさんは光熱費の節約について考えるようになりました。水道代や家賃を減らすことは容易ではありません。そこで、電気に目を向けなんとか節約できないかとぼんやり考えていました。Sさんが発見した簡単な方法、それこそがアンペア数の変更だったのです。

さっそく電力会社に連絡しブレーカーの変更をするSさん

一番簡単で、苦労しない節約方法を見つけたと喜んで、電力会社に連絡し、アンペア数の変更を申込ました。すぐに工事の段取りがつき、ブレーカーの変更を済ませました。元々、30Aの契約をしていたSさんは20Aのブレーカーに変更しました。月々、基本料金が281円安くなり、年間で3000円ほどの節約になります。

ブレーカーが落ちないかとびくびくしながらの生活へ

一般的な一人暮らし家庭のアンペア数は30Aです。これは元々のSさんの契約と同じですね。しかし、思い切って20Aに変更したSさん。ここから先、どんな生活になってしまうのでしょうか。ブレーカーが頻繁に落ちる日々へと突入していきました。20Aで生活することは予想以上に難しかったのです。具体的に言うと20Aで暖房を使うことは絶望的です。暖房のエアコンだけで20Aになってしまいます。冷蔵庫やインターネットのルーターを併用しているとすぐにブレーカーが落ちてしまいます。

ブレーカーの変更による電気代節約には思わぬ落とし穴が

実は、ブレーカーの変更による電気代節約の一番大きな落とし穴はここからです。20Aの生活に絶望するSさん。再度ブレーカーを変更し、30Aへの復帰を考えました。しかし、電力会社側はそれに応じてくれません。ブレーカーの変更は1年縛りになっていたのです。確かに、ブレーカーの変更費用は電力会社持ちなので、頻繁にブレーカーを変更されると電力会社側はたまったものではありません。一番簡単な電気代節約方法であることに間違いはないですが、ブレーカーを変更する際は1年間を通じてそのアンペア数で十分なのか検討する必要があるのですね。

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