光熱費の中でも、電気代の占める割合が多いというご家庭は多いのではないでしょうか。普段使用している家電製品がどれくらい電気を使って、いくらの電気代がかかっているのか知ることができれば、電気代の節約に役立ちます。そこで、家電製品の使用でかかる電気代について、お伝えしたいと思います。
消費電力を表すW(ワット)
家電製品の消費電力を表す単位としてW(ワット)という単位が使われます。電球などの表示で60Wなどと表示されているのを見たことがある方もいらっしゃると思います。たいていの家電製品には、消費電力が○○Wと表示されています。
1Wの電気製品を1時間使用したときの電力消費量は、1Wh(ワットアワー)になります。2時間使用すると2Wh、3時間使用すると3Whの電力を消費することになります。1Whあたりの電気代がいくらかかるかは、契約している電力会社や契約しているアンペア数、料金プランなどによって変わります。そのため、1Whでいくらかかるか一言で言い表すのは難しいというのが実情です。
1kWhあたり27円計算が目安
家電製品の電気代を計算するときには、1kWhあたり27円を目安に計算されることが多くなっています。メーカーが製品の電気代の目安を表示する場合も、1kWhあたり27円が基準になっていることが多いです。1kWhは1,000Whと同じです。そのため、27円を1,000で割った答えの0.027円が、1Whあたりの電気代の目安ということになります。
もっとご家庭の使用状況にあった1Whあたりの電気代が知りたいのであれば、検針のときに通知される「電気使用量のお知らせ」が参考になります。請求予定金額を使用量で割ることで、1kWhあたりの電気代の目安が計算できます。ただし、この計算によって出た目安も、使用量の変化や、電力料金の変更などによって変動します。あくまでも目安として考えてください。